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今週の火曜日、上司が 日本エネルギー経済研究所が主催する講演会に行って
すごくおもしろい講演を聞いてきた。 石油は元来、生物やプランクトンの死骸が降り積もって 出来たものだとされてきたが (有機起源説)、 近年、旧ソ連邦を中心に、石油は地球のマグマが 炭化水素に圧力をかけて生成したものだという 無機起源説が有力となってきた、という話である。 もちろん、無機起源説はまだまだマイノリティな学説だそうなのだが、 今まで有機起源説を信じきっていた私にとって、この説は目からウロコ・・・。 ワクワクしながら聞いてしまった。 ちなみに、このおじさんは自分が見たり聞いたりした面白いことを 人 (主に隣の席に座っている私) にしゃべることによって 自分の脳に記憶を定着させるという少々迷惑な方法を実践している。 詳しい話の内容は以下のとおり。 石油は元来、生物やプランクトンの死骸が降り積もって出来たものだとされてきた。 だから、こうした説を唱える有機起源説の学者が石油地質学会を作り、 石油探査の理論を形作ってきた。 しかし、近年旧ソ連邦を中心に無機起源説が有力となってきた。 つまり、石油は地球のマグマが炭化水素に圧力をかけて生成したものだという説である。 主流派の有機起源説学者は、これらの説を取るに足りないと否定してきたが、 最近になって数多くの反証が挙げられるに至り、 ついに6月、米国石油地質学協会が 有機学者と無機学者を集めて討論会を行うまでになった。 多くの反証とは、ベトナムやマレーシア等世界各地で通常の堆積層のはるか下から 巨大な油田が発見された。これは基盤岩と言われるいわゆる岩盤であり、 そのような固い岩の隙間に なぜ生物の死骸があるのかという問題が提起された。 有機起源説学者は、上層の石油が染み込んで溜まったものだと言っているが、 その規模ははるかに大きい。 また下からマントルが吹き出た地層の上に石油がある。 これは、地下のマグマが炭化水素を圧縮して石油化したのではないかと思われる。 地中にも、また深海底でもマグマからメタンガス つまり炭化水素が吹き出ていることが知られている。 メタンガスは何も生物の死骸から出るに限ったことではない。 また、木星の衛星であるイオに炭化水素があることがロケットをイオに接近させてわかった。 隕石には炭化水素が含まれており、宇宙には多くの炭化水素があることがわかってきた。 そうなれば、一定の圧力と温度を与えれば炭化水素は石油の組成に変成する。 原油の中に必ずダイヤモンドの微細な結晶が含まれているのは、 こうした高温高圧で炭化水素が圧縮された過程なのではないかとのことだ。 もし無機起源説が正しいとなると、これまでの石油探鉱地区はがらりと様相を変える。 つまり、大陸プレートとプレートがぶつかり合う断層や地溝帯に 石油は存在するということになるからだ。 それでは今世界の石油資源の大半を埋蔵しているアラブ諸国の石油資源はどうかというと、 これが見事に一列に列を成して油田が存在している。 それはアラビアプレートとユーラシアプレートがぶつかり合ってできた断層上に存在することが 無機起源説学者によって示されている。 こうなると、日本にも石油はあるのではないかと思わざるを得ない。 石油は世界中のプレートとプレートの境界線上の地下深くに存在するかもしれない。 問題は、あまりに深いので、探鉱費用がバカにならないことだ。 一発を当てるためのコストが大きいため、 そう簡単に ここ掘れワンワン とはいかないところが問題である。 しかし、無機起源説が正しければ、石油は地中で生産されていることになる。 そうなれば可採埋蔵量の減少によってパニックになっている 現在の石油価格は何なのかということになる。 たとえ無機起源説が本当だと実証されなくても、このニュースが市場に伝われば、 狂乱的な石油価格上昇パニックは一段落して下落に転じることであろう。 そんな感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
なんか明るい未来が待ってる感じ
中東の方々には、嫌な話でしょうね。 (August 5, 2005 06:51:01 PM)
へぇボタン連打!!金の脳獲得!!って感じです。教科書の内容も変わっていくかも???
(August 5, 2005 07:58:49 PM)
Webページで日本エネルギー経済研究所を検索してたら、こちらにたどり着きました。m_m
Xファイルですね!これは。FBIのモルダー捜査官とスカリー捜査官をよばなきゃです。 (June 30, 2008 06:08:17 PM)
当時、この記事を読んでブログ主さん同様、眼から鱗でした。
ただ当時の記事も言及してましたが、問題は石油生成のスピードで、地質学的時間で言えば人類が消費した石油は瞬時でしょうから、今ある油田への深地下からの供給速度は、人類の汲み上げ速度に到底追いついてないだろうという話だったような。 (September 20, 2009 12:06:33 AM)
石油の代わりになる資源はすでにかいはつされつつあるんでどっちでもいいようなきもしますが石油がまだまだ埋蔵されているんだったらとりあいずは今まで通りということなんだろうけど環境にはよくないですよね石油も
(August 7, 2010 07:33:58 PM)
石油は戦争起因の一つでもありますから、これからの時代は荒田吉明先生(文化勲章受章者、日本学士院会員、大阪大学名誉教授、国内特許12件)の「常温個体核融合」の実用化に向けて、またデービッド・ロックフェラーらユダヤ系国際金融資本の都合で起こされるエネルギー資源略奪+αの捏造戦争の阻止=平和を実現する意味でも、民主党・小沢さん支持派+その他国士の方々に是非予算を付けていただきたく思います。石油はもうプラスチックだけで結構です。なぜ、一部の特権的ユダヤ系泥棒金融ヤクザ戦争屋さんを喜ばす為に罪の無い人々が殺し合わなきゃいけないんでしょうか。菅さんは、米国イスラエル二重国籍金融黒幕さんのために2兆円もの為替介入ドル(紙くず)買いで、場しのぎ的円安演出無駄遣いをしてくれちゃいましたが、、、放射線が一切出ない、核爆発が皆無、原料は海水中の重水素で無尽蔵、重水素分離コストとエネルギー消費は安価、送電不要、実用化すれば一家に一台個体核融合カートリッジで数年間使用可能、そんな「良き」人類にとって夢のような常温個体核融合研究に2兆円(5千万~1億でも可なのに、涙)使って欲しかったですね。http://dokuritsutou.heteml.jp/newversion/aratasensei.html
(September 26, 2010 07:40:29 PM)
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