ストラトヴァリウス 『フォース・ディメンション(Fourth Dimension)』
メロディックかつシンフォニックにカッコよく ストラトヴァリウス(Stratovarius)は、フィンランド出身のメタル・バンド。北欧的なメロディアス、シンフォニック、ネオクラシカルといった特徴を持つ。記憶に誤りがなければ、筆者が最初に聴いたアルバムは、1995年発表のこの『フォース・ディメンション(Fourth Dimension)』だったように思う。 “北欧らしい”と安易に括るのはどうかとは思うけれど、このバンドは特にメロディック/シンフォニックなメタル・サウンドが明確に打ち出されていて、とにかく“聴いて気持ちいい”というのが筆者の抱いている第一印象である。そして4作目のこの『フォース・ディメンション』は、その音楽的傾向がとりわけはっきりと打ち出されている盤である。また、リード・ヴォーカリストがなかなか定まらなかったこのバンドにとって、看板となる声のティモ・コティペルトが加入して最初のアルバムでもある。 個人的に好みのナンバーをいくつか注目曲として挙げてみたい。1.「アゲインスト・ザ・ウィンド」は、しっかりとしたメタル・サウンドで疾走感が心地よい。3.「ギャラクシーズ」は、表題からも窺えるとおり、宇宙をイメージさせるような広がりのあるサウンドと勇壮さが印象的に残る。“セルフタイトル盤”(バンド名を冠したアルバム)とうのはよくあるけれど、5.「ストラトヴァリウス」は、“セルフタイトル曲”である。インストルメンタル曲で、メンバーそれぞれの楽器の厚みが存分に感じられる。 6.「ロード・オブ・ザ・ウェイストランド」は、叙情的なメロディ感を残したメタル曲。個人的にはこういうのに弱く、すぐに虜にされてしまう。8.「ナイトフォール」は、空間的広がりのある演奏を生かしたバラード調ナンバーで、ここでも、このバンドのメロディックなよさが生かされている。あと、10.「トワイライト・シンフォニー」は聴き逃がせない1曲。このバンドのサウンドを象徴するナンバーと言ってもよいのではないかと思う。なお、日本盤では、前作に当たるサード作所収の楽曲(タイトル・チューン)の「ドリームスペース」のライヴ・テイク(12.)がボーナス・トラックとして収められている。[収録曲]1. Against the Wind2. Distant Skies3. Galaxies4. Winter5. Stratovarius6. Lord of the Wasteland7. 0303668. Nightfall9. We Hold the Key10. Twilight Symphony11. Call of the Wilderness12. Dreamspace -live- 【日本盤での追加曲】1995年リリース。 【中古】CD Stratovarius Fourth DIMENSION VICP5506 T&T /00130 【中古】 フォース・ディメンション/CD/VICP-5506 / ストラトヴァリウス, ストラトバリウス, STRATOVARIUS / ビクターエンタテインメント [CD]【宅配便出荷】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓