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音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2009.07.12
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若き日のひたむきさとがむしゃらさが生んだ名作


 ロッド・スチュワート(Rod Stewart)といえば、ロックの歴史を追っていく際に避けて通ることのできないヴォーカリストと言えるだろう。1945年生まれの現在64歳。1960年代から英ロックシーンに登場し、ジェフ・ベック・グループやフェイセズを経てソロ活動を進めた。70年代、80年代、90年代、そして現在00年代に至るまで、コンスタントに活動を継続している。

 さて、そんなロッドの絶頂期は?と訊かれたら、70年代後半と答える人が多いだろう。「セイリング」や「今夜きめよう」、「アイム・セクシー」といった大ヒット曲がずらりと並ぶあの時期である。しかし、筆者の好みで好き勝手言わせてもらう。ロッドの絶頂期は二度あった。しかも、70年代後半はこの二度には該当しない。セール的には確かに絶頂期だけれど、彼のヴォーカルがもっと冴えていた時期が他にもあるという意味である。

 一度目の絶頂期を彩るのがこのアルバム『ガソリン・アレイ』だ。フェイセズの活動と並行した時期(1970年)にリリースされ、ソロとしては2作目。アメリカへ渡って成功する5年前、ロッドにはまだまだ発展途上のがむしゃらさがあった。この「がむしゃらさ」は、ハングリー精神と言い換えてもいいかもしれない。タイトル曲をはじめとする自作曲も素晴らしいが、ボブ・ディランの「オンリー・ア・ホーボー」やロックのスタンダードナンバーである「イッツ・オール・オヴァー・ナウ」を熱唱するロッドには、ひたむきさが感じられる。

 ちなみに、筆者がもう一つの絶頂期と思うのは、1990年頃である。トム・ウェイツの「ダウンタウン・トレイン」をリメイクしてヒットさせたあの頃である。この時期については、いつかまた改めて述べることにして、ひとまずは、若き日の、ひたむきでがむしゃらなロッドを『ガソリン・アレイ』で堪能していただきたい。



[収録曲]

1. Gasoline Alley ←おすすめ!
2. It's All Over Now ←おすすめ!
3. Only A Hobo
4. My Way Of Giving ←おすすめ!
5. Country Comforts
6. Cut Across Shorty
7. Lady Day
8. Jo's Lament ←おすすめ!
9. You're My Girl (I Don't Want To Discuss It)

1970年リリース。





 
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Last updated  2016.02.07 07:02:17
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