テーマ:ラテン音楽(412)
カテゴリ:ラテン(ロック&ポップス)
21世紀メキシコのシンデレラ・ガールのデビュー作
ユリディア(Yuridia)は、1986年生まれのメキシコの女性シンガー。2005年、メキシコの大手テレビ局(TVアステカ)が企画したテレビ・ショーで、賞金300万ペソとレコード契約をかけた若きシンガーたちのコンクールがあって、そこでの活躍が認められデビューへのきっかけをつかんだ。ちなみに、コンクールの結果としては2位。賞金の半額とソニー・ミュージックのアルバム契約、さらには最新モデルの自動車を賞品としてゲットしたとのこと。 週末のテレビ番組で火がついた人気と評価への対応は早かった。上記の受賞からわずか1ヶ月後には、このデビューアルバム『天使の歌声(原題:ラ・ボス・デ・ウン・アンヘル)』が発売された。収められたのは、上記コンクール中で彼女が歌った15曲。加えて、彼女の父のつくった曲がボーナス・トラック(16.)として収録された。リリース時にはCDアルバムにDVDもセットにして売り出された。 このアルバムの売れ行きはまさしく爆発的だった。3週間足らずでメキシコ国内ゴールド・ディスクとなった後は、次の1週間でプラチナを達成。その後もロングセールスを続け、最終的には150万セット以上をメキシコおよびアメリカと中南米諸国で売り上げた。リリースが05年夏だったにもかかわらず、2009年の夏の時点でもまだアルバム売上ベスト100に入り続けるというロングセールスぶりだった。余談ながら、筆者がこれを買ったのも、デビュー直後ではなく2006年頃だったと記憶しているので、ロングセールスの一端にささやかながら加担したわけだ。 上記のように、基本カバー・アルバムなので、楽曲の出来云々というよりもシンガーとして“歌唱”を聴かせるアルバムである。荒削りな部分は確かに散見されるものの、当時20歳手前にしてはやたらと歌いっぷりに貫録がある。実際、アイドルといった風貌あるいは体型ではい(失礼!)。むしろ見た目は“田舎のイモねーちゃん”あるいは将来の“貫録あるおばちゃんぶり”が想像されそうなイメージである(重ね重ね失礼!)。 急に作られたアルバムということで、アルバム作品してのまとまりも不十分ではあるのだが、1.「天使(アンヘル)」の熱唱を聴くだけでも価値がある。これが気に入ったら、他のお気に入り曲をぜひ探していただきたい。個人的には1.「アンヘル」がダントツの熱唱だが、他には3.「マルディータ・プリマベーラ」、8.「デハメ・ボルベール・コンティーゴ」、12.「あなた(トゥ)」なども気に入っている。 [収録曲] 1. Ángel 2. Ámame 3. Maldita Primavera 4. Lo Siento Mi Amor 5. Peligro 6. Así Fue 7. Detrás De Mi Ventana 8. Déjame Volver Contigo 9. Como Yo Te Amo 10. Daría 11. La Muerte Del Palomo 12. Tú 13. Mi Forma De Ser 14. Si No Te Hubieras Ido 15. Mentira 16. Sobreviviré(ボーナス・トラック) *米リリース盤は全10曲入り(ボーナス曲含めメキシコ盤より6曲少ない)です。 2005年リリース。 ![]() 【メール便送料無料】YURIDIA / VOZ DE UN ANGEL (W/DVD) (輸入盤CD) 下記3つのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、ひとつでも“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年12月25日 06時27分31秒
コメント(0) | コメントを書く
[ラテン(ロック&ポップス)] カテゴリの最新記事
|
|