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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2013年01月28日
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Nils in the 70s(その1)


 少し前に90年代のアルバムとそこに収められた曲(過去記事(1) (2) )を少し紹介したニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)。このアーティストの若い頃を少し探ってみようということで、70年代の彼の曲をいくつか取り上げてみようかと思いたった次第です。少々マニアックな何日間かにわたってのシリーズになるかと思いますが、どうかお付き合いください。

 とりあえず今回は代表曲の一つといえそうなものを、ということで、「キース・ドント・ゴー」です。表題の“キース”というのは、彼が敬愛してやまないミュージシャンで、かのローリング・ストーンズのキース・リチャーズのことです。この曲には“グリマー・ツインへの頌歌”という副題がつけられていますが、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが“グリマー・ツインズ”と名乗っているわけで、その片割れ(なので双子の単数形“ツイン”)のキース・リチャーズに捧げた曲というわけです。70年代当時のTV映像でのライヴ演奏シーンをどうぞ。


 



 そのキースはと言えば、60年代後半から70年代後半にかけてドラッグで複数回逮捕されるなど、まさしく“ヤクでそのうち逝ってしまいそうなミュージシャン”だったわけで、そんな彼に“行かないで”という、敬愛ぶりが伝わってきます。

 ちなみにこの曲はその当時だけでなく、後々のライヴ等での演奏も素晴らしく、見せ場の一つとなっています。追加でもう1本、比較的最近(数年前)のソロでのライヴ・パフォーマンスのビデオも挙げておきます。


 



 この動画の画質・音質を差っ引いても、アコギ1本でここまで聴かせられるのは見事です。まさしくプロ中のプロのギタリストの円熟がなせる業といったところでしょうか。




[収録アルバム]

Nils Lofgren / Nils Lofgren (1975年)←スタジオ録音のオリジナル・ヴァージョンを収録。
その他、各種ベスト盤、ライヴ盤にも収録。




↓中古のベスト盤です。

 
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