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80~90年代、グロリア・エステファンの足跡を振り返る(その6) 前回も少し書いたように思いますが、マイアミ・サウンド・マシーンとして売れ出してから、概して彼らの音楽は“ダンサブル”なものが中心でした。つまりは、ラテンのリズムをうまく生かしながら、ノリのいい音楽をヒットさせていたわけです。グロリア・エステファンが前面に出て、さらには彼女ソロでの活動となって、その系統の楽曲ももちろん発信し続けていったのですが、同時にグロリアはバラードでもいい味を見せるようになりました。 シンガーとしての成長というと叱られるかもしれません。もともと彼女は歌がとても上手かったわけですから。にしても、バラードでの歌声はなかなか聞きごたえがあります。 今回はグロリアのバラード曲の中でも、とくに筆者のお気に入りの1曲です。ソロ名義となった第1弾アルバム『カッツ・ボウス・ウェイズ(Cuts Both Ways)』(1989年)に収録され、シングルとして全米1位にも輝いた「ドント・ウォナ・ルーズ・ユー(Don’t Wanna Lose You)」をお聴きください。 グロリアがキューバ系で母語がスペイン語であることは前にも書いた通りです。母語がスペイン語ということで、同じ曲の言語違い(英語ヴァージョンとスペイン語ヴァージョン)というのがいろんな曲に関してレコーディングされています。音楽界全般を見渡すと、1990年代ごろからこのパターンは増えたように思いますが、グロリアのこの頃にはまだあまり多くない現象だったように思います。 でもって、この曲のスペイン語ヴァージョンも個人的にはなかなかのお気に入りなのです。タイトルは「シ・ボイ・ア・ペルデールテ(Si Voy a Perderte)」で、英語に直訳すると“If I Am Going To Lose You”と、若干表現に違いがあります。アルバムとしては同じ『カッツ・ボウス・ウェイズ』、さらには翌年のベスト盤『エクシトス・デ・グロリア・エステファン』にも収録されました(後者のベスト盤では先回の「エニシング・フォー・ユー」のスペイン語ヴァージョン「ノ・テ・オルビダレNo Te Olvidaré」も聴けます)。 英語ヴァージョンもスペイン語ヴァージョンも、どちらも違和感なく素晴らしい、グロリア・エステファンのナンバーの中でベスト3に入ること間違いなし、と思うほど気に入っていたりします。 [収録アルバム] Gloria Estefan / Cuts Both Ways (1989年) Gloria Estefan / Exitos de Gloria Estefan (1990年) ![]() 【送料無料】【輸入盤】Cuts Both Ways [ Gloria Estefan / Miami Sound Machine ] 下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年09月12日 09時42分32秒
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