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70年代ロックの名曲たち(その3) 前回のドゥ―ビー・ブラザーズのところでも述べたように、70年代のアメリカにおけるロックの熟成過程が多面的なものであったことは、こういうタイプのアーティストの成功とも関連しているのかもしれません。メキシコ出身でアメリカの音楽界で見事に成功を果たしたカルロス・サンタナ率いるバンド、サンタナの「哀愁のヨーロッパ(Europa (Earth's Cry Heaven's Smile))」です。 サンタナが“凄いギタリスト”であることは、確かにその通りなのですが、70年代当時の状況を考えれば、南米出身者や中東の歌手、はたまたアフリカ人アーティストなどが認められるのは“果てしない夢”だった時代。例を挙げれば、ユッスー・ンドゥールのような成功は、70年代にはそう簡単に望めなかったのでしょう。 そんな中、メキシコ出身のカルロス・サンタナは、完全にアメリカ人の土俵に立って、その上で成功したと言えるように思います。その意味では、アメリカでのロック音楽の展開に“乗っかる”というよりも、むしろそれに寄与・貢献したといった感じではないでしょうか。 こういう“泣きのギター”は、別にサンタナだけではないですが、次の時代のロックを語る上でしばしば欠かせない要素としてお目にかかることを思えば、やはり70年代のロックの進展と切っても切り離せない、そんな中でこの「哀愁のヨーロッパ」は特上の名演奏ということになるのではないかと思います。 [収録アルバム] Santana / Amigos (1976年) ![]() 【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】サンタナSantana / Amigos (輸入盤CD) (サンタナ) 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2014年01月31日 07時07分28秒
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