音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2015/04/05(日)23:34

パブロ・ミラネス 「ポブレ・デル・カントール(哀しき歌い手)(Pobre del cantor)」

ラテン(ロック&ポップス)(247)

パブロ・ミラネス名曲選(その3)  キューバのシンガーソングライター、パブロ・ミラネスの名曲選を不定期でお届けしていますが、今回は、80年代半ばのお気に入りアルバムに収められた「ポブレ・デル・カントール(Pobre del cantor)」というナンバーです。    どうやらこの詞はシンガーの政治的弾圧や圧力といったものを歌っているようで、私たち日本人にはぴんと来ないテーマかもしれません。いや、ひょっとすると、少し前までの日本では、といった方がいいかもしれません。どうも近頃は政治(お上)に都合の悪いものは、だんだんテレビやマスコミに露出しなく(できなく?)なっているような気がしないでもありません…。  そもそも20世紀を通じて政治的な不安定が多かったラテンアメリカ、それもキューバ革命という大きな変化を経たキューバのシンガーの現実は、“その時に特有のもの”として過ぎたものと見なされがちですが、そういった済ませ方はよくないのかもしれません。抑圧や弾圧に対する“下からの声”は、国民や市民のヴァイタリティがないと表明できないもので、そろそろ日本に住む私たちもそれを認識し直す必要があるのかもしれません。  ともあれ、今回は同じ曲の音源をもう1本。同じくキューバ出身のシンガー、シルビオ・ロドリゲス、さらにはアルゼンチン人のセサル・イセッラとの共演による、アルゼンチンでのライブ音源をどうぞ。   [収録アルバム] Pablo Milanés / Comienzo y final de una verde mañana (1985年)  【メール便送料無料】Pablo Milanes / Hoy Y Siempre Pablo Milanes Los Anos (輸入盤CD)【I2014/11/25発売】  【メール便送料無料】Pablo Milanes / Hoy Y Siempre Pablo Milanes Todo El Filin (輸入盤CD)【I2014/11/25発売】   下記ランキングに参加しています。   お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします!         ↓           ↓            

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