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グレッグ・レイク追悼 今月(2016年12月)7日にグレッグ・レイク(Greg Lake)が死去したとのニュースが流れました。癌との闘病生活の末に69歳で亡くなられたとのことです。今年3月にはキース・エマーソンが亡くなり(自殺と断定されました)、これでエマーソン、レイク&パーマーのメンバー3人のうち2人が鬼籍に入ってしまったことになります。 グレッグ・レイクは、1960年代後半から活動を展開し、1969年のキング・クリムゾンのデビュー盤に参加しました。まずは同アルバム(『クリムゾン・キングの宮殿』)に収録の「21世紀の精神異常者(21st Century Schizoid Man)」(最近では邦訳タイトルが「21世紀のスキッツォイド・マン」に変えられているそうですが、とりあえずカタカナにしておけばいいってものでもないように思います)です。 キング・クリムゾンでは第2作(ただし同作ではベースは担当せず)まで参加し、今度はエマーソン、レイク&パーマー(Emerson, Lake & Palmer, ELP)を結成。1970年の結成から1980年の解散(後に再結成あり)まで、特にその活動の前半はプログレッシヴ・ロック界を大きく牽引する役割を果たしました。 そのELPの時代のナンバーも1曲取り上げたいと思います。1971年発表のセカンド作『タルカス』から、表題曲の「タルカス(Tarkus)」です。アナログ(LP)時代のA面全部を使った20分間の演奏ですので長いですが、どうぞ。 1980年代半ば、キース・エマーソンとグレッグ・レイクは、コージー・パウエルを呼んでエマーソン、レイク&パウエルを結成し、アルバムを吹き込んでいます。パウエルは1998年に事故で他界していますので、オールド・ファンには何とも悲しい“天国での再結成”ということになってしまいます。1986年の彼らのアルバム『エマーソン・レイク・アンド・パウエル』に収められた、「火星―戦争をもたらすもの("Mars, the Bringer of War)」です。 この曲は、ホルスト(イギリスの作曲家)の組曲『惑星』に含まれるいわくつきのナンバーです。上記のキング・クリムゾンもこの曲を演っていますが、制約が厳しくてホルストのクレジットも本来の表題も使えませんでした。彼の没後50年を超えたこの時点では、原題と共にクレジットも可能になったとのことでした。 グレッグ・レイクのご冥福をお祈りします。R.I.P. [収録アルバム] King Crimson / In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)(1969年)←「21世紀の精神異常者」を収録 Emerson, Lake & Palmer / Tarkus(1971年)←「タルカス」を収録 Emerson, Lake & Powell / Emerson, Lake & Powell(1986年)←「火星―戦争をもたらすもの」を収録 【メール便送料無料】Emerson, Lake & Palmer / Tarkus (輸入盤CD)【K2016/7/29発売】(エマーソン、レイク&パーマー) [枚数限定][限定盤]クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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