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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2019年05月07日
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テーマ:洋楽(3281)
大ヒットの1978年作


 ビリー・ジョエル(Billy Joel)は1970年代に入ってデビューし、当初は大きなセールスに結びつかなかったものの、好作品を積み上げてゆき、1977年の『ストレンジャー』がついに売り上げを記録する。これに続いて1978年にリリースした本盤『ニューヨーク52番街(52nd Street)』は、ビリー・ジョエルにとって初の全米No. 1ヒットのアルバムとなっただけでなく、ビルボードの年間アルバムチャート1位、さらにはグラミー賞(最優秀アルバムと最優秀男性歌手の二部門)を受賞した。

 フィル・ラモーンが前作に続いてプロデュースを手掛けており、『ストレンジャー』と比較すると、統一感やコンセプトよりもよりポップで広く受け入れられる曲調のものが多い。シングルにもなった有名曲としては、3.「マイ・ライフ」(全米3位)、1.「ビッグ・ショット」(全米14位)、2.「オネスティ」(全米24位)なんかが収録されている。特に「オネスティ」は日本で絶大な人気を誇るナンバーとなった。

 とはいえ、単にポップなノリなのかというとそうではない。本盤の特徴の一つとして、多彩なゲスト・ミュージシャンの参加が挙げられる。ピーター・セテラのような“同業者”がゲストで参加(2.「マイ・ライフ」)しているかと思えば、ジャズやフュージョン畑のミュージシャンも参加していて、4.「ザンジバル」の間奏と最後のソロのトランペットはフレディ・ハバートだったりする。

 あと、本盤にはもう一つ重要な特徴があると思う。抽象的でうまく言葉にできないのだけれど、それは“キレ”である。収録曲は概ねどれも“端正”で“エッジ”が立っている。ヒット曲の1.「ビッグ・ショット」なんかもそうだし、5.「恋の切れ味(スティレット)」や7.「自由への半マイル(ハーフ・ア・マイル・アウェイ)」のようなナンバーにもその特徴が表れている。

 余談ながら、この盤は世界で最初に商業CD化された盤としても知られる。筆者の手元にあるCDも、製品No.が「35DP1」のいわゆる“箱帯”の盤(要はソニーが最初に発売した製品番号1番のもの、35という番号は当時のCDが1枚組で3500円だったことを反映している)だったりする。LPレコードではなくてCDなのに、「このレコードを賃貸業に使用することを禁じます」なんて文言が印刷されているのも、CDが当たり前の(否、それを通り過ぎてCDすらダウンロードやストリーミングに淘汰されつつある)今となっては微笑ましい。



[収録曲]

1. Big Shot
2. Honesty
3. My Life
4. Zanzibar
5. Stiletto
6. Rosalinda's Eyes
7. Half a Mile Away
8. Until the Night
9. 52nd Street

1978年リリース。




 ​
ニューヨーク52番街 [ ビリー・ジョエル ]




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Last updated  2019年05月07日 07時19分34秒
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