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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2019年05月24日
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小気味よいソロ・デビュー作


 ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、1951年生まれのアメリカのロック・ギタリスト。ニール・ヤングの吹込みやクレイジー・ホースのファースト作にも参加しているが、グリン(Grin)というバンド名義で1971年にレコード・デビューしている。しかし、このバンドは大きなヒットを残すことなく1974年に解散し、翌1975年に彼自身のソロ第1作としてリリースされたのが、セルフ・タイトルのファースト作、『ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)』だった。

 ロック少年そのままに小気味よいプレイが身上だが、アルバムを通して聴くと、ポップな曲調からシンプルかつソリッドなロック調まで含まれていることに気づく。オーヴァーチュア的な1.に続く2.「バック・イット・アップ」は、ストレートなロック・ナンバーの典型の一つ。同じく直球のロックンロール曲としては、後々も彼の代表曲になっていった6.「キース・ドント・ゴー」があり、こちらはキース・リチャーズに捧げられたナンバー。あと、本盤で密かにナンバー1かもと個人的に思っている曲として、10.「ロックンロール・クルック」も含まれている。

 他方、ポップな要素の強いナンバーの存在感も際立っている。アルバム末尾の11.「一人残されて(トゥー・バイ・トゥー)」と、キャロル・キングの12.「ゴーイン・バック」の流れは見事。それ以外に筆者の好みとしては、3.「土曜の夜に(ワン・モア・サタデー・ナイト)」もいい。そして何よりも忘れてはならないのは、9.「希望の日(ザ・サン・ハズント・セット・オン・ジス・ボーイ・イェット)」。ギタリストがギターで聴かせるのは当たり前だけれど、ヴォーカルもとり、必要とあらば鍵盤も演奏する、その余裕がいい。若い頃のニルスの本盤を聴いてその“余裕”に疑問を指し挟む聴き手もいるかもしれないとは思うけれども、後々の歩みを見ると、このスタイルはずっと後にも変わっていない。つまるところ、こういうスタイルでもって成長し、やがてヴォーカリストとしても円熟していったということなのだろう。そういう意味では、粗削りな部分もあるけれども、本盤はまさしく彼の原点を示し続けているとも言えるのかもしれない。


[収録曲]

1. Be Good Tonight
2. Back It Up 
3. One More Saturday Night
4. If I Say It, It's So
5. I Don't Want to Know
6. Keith Don't Go (Ode to the Glimmer Twin)
7. Can't Buy a Break
8. Duty
9. The Sun Hasn't Set on This Boy Yet 
10. Rock and Roll Crook
11. Two by Two
12. Goin' Back

1975年リリース。




 ​
[枚数限定][限定盤]ロフグレン#1/ニルス・ロフグレン[SHM-CD][紙ジャケット]【返品種別A】





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Last updated  2019年05月24日 05時35分12秒
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