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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019年07月26日
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テーマ:Jazz(1652)
カテゴリ:ジャズ
ファンクさを感じるクロスオーバー盤


 フュージョンやクロスオーバーといった流れは、1960年代後半から1970年代にかけて展開していった。少なくともジャズの側から見れば、電気楽器が導入され、他ジャンルの音楽が取り入れられていくことで、新たな音楽が生み出された一方、“耳障りがよい”あるいは“大衆迎合的な”音楽として批判も受ける。

 確かに、猫も杓子もクロスオーバーみたいな時代があった。けれども、その中には、それに飛びついたアーティストもいればそうではないアーティストもいた。1960年代から80年代にかけてとりわけ数多くの吹込みを残しているラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis)は、後者の部類で、彼がやろうとしていたことに時代が追い付いていったタイプだったのではないかと思う。

 分類するならば“ジャズ・ピアニスト”ということになるのだろうけれど、当初からR&B色あるいはファンク色の強いピアノ奏者だった。1960年代後半、モーリス・ホワイト(後のアース・ウィンド・アンド・ファイアーのリーダー)をドラマーとして活動しており、1970年代に入ると今度はモーリス・ホワイトがラムゼイ・ルイスのアルバムをプロデュースしたりということがあった。こうしたことからも、ジャンルで切り分けがたい行き来があったことがよくわかる。

 本盤のプロデュースは、EW&Fのメンバーだったラリー・ダンが担当している。耳障りがよく、お洒落なBGMにも最適な1枚といった仕上がりになっているが、随所でなるほどファンクにきまっている。そのファンクな部分というのは、上述の通り、“付け焼刃”ではなくて、ラムゼイ・ルイス自身がずっと維持してきたノリでありグルーヴなのだろう。言い換えると、彼が時代に適合していったというよりは、時代が彼に追いついてこういう作品が生まれることになったのだろうという気がする。筆者はこういう傾向の音楽はあまり得意ではなく、たまにしか聴かないし、ラムゼイ・ルイスの多作な作品群もその一部しか知らない。でも、この人の作品を聴くにつけ、うわべだけではないプロフェッショナルぶりと、それがプロデュースも含めうまく作品に昇華されたことの絶妙さを感じる。筆者の中では、本盤はそうした感覚を与えてくれる1枚だったりする。


[収録曲]

1. Tequila Mockingbird
2. Wandering Rose
3. Skippin'
4. My Angel's Smile
5. Camino El Bueno
6. Caring For You
7. Intimacy
8. That Ole Bach Magic

1977年リリース。


[パーソネル]

Ramsey Lewis (p, elp, harpsichord, syn)
Ron Harris (b, 2, 4, 5, 6, 7)
Verdin White (b, 1, 3, 8)
Keith Howard (ds, 2, 4, 5, 6, 7)
Leon Ndugu Chancler (ds, timbales, 1; ds, perc, 8)
Fred White (ds, 3)
Byron Gregory (g, 2, 4, 5, 6, 7)
Al McKay (g, 1, 3, 8)
Johnny Graham (g, 8)
Derf Reklaw Raheem (perc, 2, 4, 5, 6, 7)
Philip Bailey (perc, 1; conga, 3, 8)
Victor Feldman (elp, perc, 3)
Eddie Del Barrio (elp, 8)
Larry Dunn (syn prog, key, 1, 8)
Ronnie Laws (ss, 1)
Ernie Watts, George Bohannon, Oscar Brashear (horns, 1, 3, 8)
Eddie Del Barrio, Larry Dunn (horn arr,1, 3, 8)
Bert DeCoteaux, Ramsey Lewis (rhythm arr, 2, 4, 5, 6, 7)
Bert DeCoteaux (strings & horn arr, 2, 4, 5, 6, 7)
George Del Barrio (strings arr, conductor, 1, 3, 8)




 ​
[期間限定][限定盤]テキーラ・モッキンバード/ラムゼイ・ルイス[CD]【返品種別A】




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Last updated  2019年07月26日 22時00分56秒
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