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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2019年08月24日
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タイトにきまった名盤のソロ・セカンド作


 ニール・ヤング盤への参加や自身のバンド、グリンでの活動を経て1975年にソロ・デビューしたニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、同年のファースト作に続けて翌76年にセカンド作を発表する。それがこの『クライ・タフ(Cry Tough)』という盤である。

 上記のソロ第1作に比べ、本盤は、照準がよりはっきりしていて、全体的によりタイトな仕上がりになっているのが特徴と言える。その結果、“やや暗い”とも言われかねないし、“少々マニアック”であるのも確かかもしれない。けれども、そういう部分も含めて、筆者的には特にお気に入りの盤だったりする。

 本盤の注目曲を挙げておきたい。まず、表題曲の1.「クライ・タフ」と、ヤードバーズで知られる4.「フォー・ユア・ラヴ」は、上で述べた本盤の特色をよく表している演奏で、どちらもスリリングさがあるのがよい。さらに、“いくぶん暗め”で“いくぶんマニアック”な観点からしっかりと聴いてもらいたいのがLP時代のB面(5.以降)。とくに、5.「シェアー・ア・リトル」、6.「マッド・イン・ユア・アイ」、8.「ユー・リット・ア・ファイアー」が必聴。

 地味に精鋭のミュージシャンたちがサポートに入っていて、それが演奏のレベルの高さにつながっているのだろう。その筆頭は、アル・クーパーである。彼は収録曲の過半(1,2,4,8,9の計5曲)でプロデュースを担当し、キーボードでも参加している。また、これら同じ5曲でジム・ゴードン(元デレク・アンド・ザ・ドミノス)がドラムを担当しているのも目を引く。

 全米32位、全英8位という本盤のチャート上の記録は、彼の作品の中では最もヒットしたものということになる。けれども、売り上げやチャートの動向は別にして、本盤が彼のベスト作だというファンも多いようで、その評判に偽りはない。1970年代のアメリカン・ロック・シーンの裏名盤のような感じで、聴き逃がせない1枚であると思う。


[収録曲]

1. Cry Tough
2. It's Not a Crime
3. Incidentally It's Over
4. For Your Love
5. Share a Little
6. Mud in Your Eye
7. Can't Get Closer
8. You Lit a Fire
9. Jailbait

1976年リリース。




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Last updated  2019年08月24日 21時55分43秒
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