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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2020年02月26日
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テーマ:洋楽(3283)
70年代のクラプトンを締めくくる盤


 1970年代のうちかなりの間、エリック・クラプトン(Eric Clapton)のバンド・メンバーは固定されていた。ジョージ・テリー(George Terry,ギター)、ジェイミー・オールデイカー(Jamie Oldaker,ドラム)、ディック・シムズ(Dick Sims,キーボード)、カール・レイドル(Carl Radle,ベース)というのがその中心となる布陣であった。結果的にこのメンバーでの最後の録音となったのが、1978年発表の本作『バックレス(Backless)』である。成功を収めた『スローハンド』に続く盤としてリリースされ、クラプトンのスタジオ・アルバムとしては1970年代最後の作品となった。

 一言でいうと、本盤は、全体的に“地味”である。神がかりなギターを聴きたいのなら、ブルースブレイカーズクリームなどもっと昔の盤を聴けばよいし、いかにも“レイドバック”したクラプトンを聴きたいのなら、『安息の地を求めて』や『461オーシャン・ブールヴァード』をお先にどうぞ、となってしまう。とはいえ、本盤のクラプトンは何ともマイペースに我が道を行っている。

 そんな中、聴きどころになりそうな曲をいくつか挙げてみたい。B・ディランの1.「ウォーク・アウト・イン・ザ・レイン」は本盤のマイペースぶりがよく表れているナンバーと思う。4.「ロール・イット」や8.「プロミセス」は、以前に「レイ・ダウン・サリー」などでも共作・共演しているマーシー・レヴィ(Marcy Levy, 出生名Marcella Levy)の参加が光る。3.「アイル・メイク・ラヴ・トゥ・ユー・エニイタイム」のように、クラプトンの“レイドバック”のお手本であるJ・J・ケイルのナンバーや、7.「アーリー・イン・ザ・モーニング」のようなトラディショナル曲もいい味を出している。

 そんなわけで、さほど派手さはないし、突出した特徴を求めるなら他の盤に行ってしまいがちではあるものの、個人的には憎めない、時折思い出してはついつい浸ってしまう、そんな盤だったりする。


[収録曲]

1. Walk Out in The Rain
2. Watch Out for Lucy
3. I'll Make Love to You Anytime
4. Roll It
5. Tell Me That You Love Me
6. If I Don't Be There by Morning
7. Early in the Morning
8. Promises
9. Golden Ring
10. Tulsa Time

1978年リリース。




 ​
バックレス/エリック・クラプトン[SHM-CD]【返品種別A】



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Last updated  2020年02月26日 21時52分10秒
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