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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2021年05月24日
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ジャジーで都会的なAORの超定番作


 マイケル・フランクス(Michael Franks)は、1944年カリフォルニア生まれのシンガー。1970年代に入ってデビューし、1990年代までコンスタントにアルバムを発表し続けた。21世紀に入っても、何年かおきに継続して新作を発表していて、現役を続けているようである。

 ジャンルで言うと、AOR(大人向けロック)、あるいはクワイエット・ストームの代表格ということになるのだろう。実際、このマイケル・フランクスという人は、とっつきやすく、聴きやすく、安定したシンガーである。そして、彼の代表盤と言えば、1977年発表の本盤『スリーピング・ジプシー(Sleeping Gypsy)』とういことになる。

 マイケル・フランクスの魅力は、大きく次の二点に集約されるように思う。一つは、甘く柔らかくて漂う感じのヴォーカル。音楽を評するときに、よく“メロウな”という表現が使われるけれど、この言葉はこういう人のためにあるのだとすら思えてしまう。

 二点目は、現代風に言えば“ジャジー”な部分と言えるだろう。ヴォーカルに限ったことではなく、バックにジャズ的要素やボサノヴァ風味(6.「アントニオの歌」は彼の代表曲とされる)を積極的に取り込んで都会的な雰囲気の演奏に仕上げている。もしもチープな演奏にこの声だったとしたら、すべてが軽薄に聞こえてしまったかもしれない。けれども、しっかりアレンジをやって作り込んで、腕のいいミュージシャンでその演奏をやっているからこそ、安心して聴ける音楽になっているのだと感じる。

 特大のヒットに恵まれたわけではないので、いくぶん埋没した存在に見られがちな部分もあるようだけれど、過去に置き忘れるにはもったいないアーティストである。AOR系などと言われる音楽が苦手な人はともかく、未体験に人もぜひ試してほしいという勧め方をしたくなる一枚だったりする。


[収録曲]

1. The Lady Wants to Know
2. I Really Hope It's You
3. In the Eye of the Storm
4. B'wana-He No Home
5. Don't Be Blue
6. Antonio's Song
7. Chain Reaction
8. Down in Brazil

1977年リリース。




 ​
スリーピング・ジプシー [ マイケル・フランクス ]

 ​
ベスト・オブ・マイケル・フランクス/マイケル・フランクス[SHM-CD]【返品種別A】




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Last updated  2021年05月24日 05時04分40秒
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