テーマ:洋楽(3461)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
半世紀以上経っても輝き続ける超名盤
スモール・フェイセス(スモール・フェイセズ、Small Faces)は、1960年代後半に活躍した英国のバンド。本邦では人気がないどころか、その名前もさほど認知されなかったりするわけだけれども、当時のイギリスでは大いに人気を博した。スティーヴ・マリオット、ロニー・レーン、ケニー・ジョーンズ、ジミー・ウィンストンの4人で結成され、まもなくウィンストンの脱退によってイアン・マクレガンが加入した。 そんな彼らの作品は、筆者も後聴きなのだけれど、後世に聴いてもクオリティが高い。中でも第3作の『オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク(Ogdens' Nut Gone Flake)』は、ずっと聴き継がれたい名盤に数えられると思う。この盤は、6週連続でイギリスチャートにおいて1位を記録したとともに、オリジナル活動期の最後のスタジオ盤となった 。 サウンド面の特徴はと言うと、サイケデリック色の濃いロックということになるだろうが、何よりも音楽自体の“力強さ”が印象的で、本盤の魅力になっていると感じる。前半がミュージカル風、後半については、各曲の冒頭に語りがついていて、おとぎ話を紡ぐといった展開になっている。コンセプト盤なので、通して聴くというのがあくまで前提だろうが、以下、敢えて注目曲をいくつか挙げてみたい。 インパクトという意味では、表題曲の1.「オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク」は外せない。2分半ほどのインスト曲であるが、上で述べた“力強さ”が特によく出ている。2.「アフターグロウ」は、翌年のバンド解散の頃にレコード会社が勝手にシングル化して発売したナンバーで、楽曲の美しさと演奏の力強さが同居している。シングル・リリースに際し、この曲の表題は「アフターグロウ」から「アフターグロウ・オブ・ユア・ラヴ」に変更された。 6.「レイジー・サンデイ」はアルバムに先行して発表されたシングル曲で、全英2位のヒットとなった。8.「ローリン・オーヴァー」は、迫りくるという表現がぴったりの演奏の迫力がいい。弾き語りギター風の11.「マッド・ジョン」は、スティーヴ・マリオットのヴォーカルのカッコよさが際立っている。 [収録曲] 1. Ogdens' Nut Gone Flake 2. Afterglow 3. Long Agos and Worlds Apart 4. Rene 5. Song of a Baker 6. Lazy Sunday 7. Happiness Stan 8. Rollin' Over 9. The Hungry Intruder 10. The Journey 11. Mad John 12. Happy Days Toy Town 1968年リリース。 ![]() 【輸入盤CD】Small Faces / Ogdens Nut Gone Flake 【K2018/8/3発売】(スモール・フェイセズ) ![]() 【輸入盤】Ogdens Nut Gone Flake (3CD+DVD) [ Small Faces ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月27日 10時24分44秒
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