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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2024年11月05日
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実力発揮のソロ第1作


 アマイア・モンテロ(またはモンテーロ,Amaia Montero)は、スペインの女性シンガーで、1990年代に音楽界で名を知られるようになった。スペイン北部のサン・セバスチャンで結成されたバンドにヴォーカリストとして1996年に加入し、このグループ(ラ・オレハ・デ・バン・ゴッホ,La Oreja de Van Gogh)は国内だけでなく、国際的にも大きな成功を収めた。

 10年ほどのバンドでの活動後、アマイアはこのバンドを去ることになり、ソロ・アーティストとしての道を歩み始める。2007年末から制作を始め、翌2008年11月にリリースされたのが、セルフタイトルの本盤『アマイア・モンテロ(Amaia Montero)』だった。ソロ・デビュー盤とはいえ、既に大物シンガーとして知られている人物による作品であり、スペインでアルバムチャート1位になったほか、スペイン語圏諸国(アルゼンチン、チリ、ウルグアイなど)でトップ10入りするヒットとなった。

 冒頭の1.「キエロ・セール」は、先行シングルとしてヒットし、スペインのチャートで1位となる成功を収めた。本盤収録曲の中でもインパクトが強く、彼女のヴォーカルのよさが存分に発揮されている。筆者的には、このコケティッシュな声と歌のうまさに一発でノックアウトされるといったナンバーである。

 これ以外に特に聴き逃がせない曲としては、2.「ミランド・アル・マール」、4.「407」、6.「ニ・プエド・ニ・キエロ」、9.「ラ・バイーア・デル・シレンシオ」、11.「ポル・トダ・ウナ・ビーダ」なんかが筆者の好みとしては挙げられる。アルバムのコンセプト性やストーリー性という意味では特に秀でたアルバムというわけではないかもしれない。けれども、個々の楽曲のヴォーカルの素晴らしさは、この声質が好みに合うならば“どハマり”する人が続出しそうな作品だと言えるように思う。日本では南欧系ポップ・アーティストの作品に触れる機会はあまりないけれど、私的にはかなりお気に入りのヴォーカリストだったりする。


[収録曲]

1. Quiero ser
2. Mirando al mar
3. 4"
4. 407
5. Tulipán
6. Ni puedo ni quiero
7. Te falta rock
8. Círculos
9. La bahía del silencio
10. Te voy a decir una cosa
11. Por toda una vida

2008年リリース。



 ​
【中古】 【輸入盤】Amaia Montero/AmaiaMontero(アーティスト)




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Last updated  2024年11月15日 06時52分00秒
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