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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2025年02月03日
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テーマ:洋楽(3484)
豪華ゲストを迎えた成熟の盤


 ジョン・ホール(John Hall)は、1948年、ボルチモア出身のミュージシャン。1970年にソロ・デビューし、オーリアンズというバンドでの活動などで知られる。そんな彼は、21世紀に入り、政治家への変身を遂げた(ニューヨークから選出の下院議員)。しかし、それは、ミュージシャンとしての限界から転身したわけではなかった。ミュージシャンとしていかに成熟していったのかを考えると、20世紀最後の盤となった本盤『ラヴ・ダズント・アスク(Love Doesn’t Ask)』は、このアーティストの成熟ぶりをよく示している作品だったと言えるように思う。

 表題曲の1.「ラヴ・ダズント・アスク」からして、特別に目新しいことをしようとしているわけではない。どちらかと言うと、淡々とそして着実に彼がやってきた音楽を紡いでいくといった印象である。そんな中、個人的な好みでは、4.「カルカッタ」がなかなかの名曲。がっつり弾き語り調だったと思われる曲をベースにしながらも、ヴォーカルよし、アレンジの工夫よし、楽器の演奏よしと三拍子そろった心に響くナンバーに仕上がっている。

 ほかに筆者が気に入っているナンバーをさらにもう少し挙げてみたい。6.「サークル」もアレンジと演奏のよさが特に目立つ好曲で、かなりおすすめのナンバー。8.「アイル・ドゥー・マイ・デイズ」は心に響く真っ直ぐなヴォーカルが印象深い。13.「オクトーバー・チャイルド」や15.「モーニング・ライト」は、この手のアーティストにありがちな曲調と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけれど、シンプルにいい曲だと言える。何より、筆者的にはこういう曲にこそ、ついつい惹きつけられてしまう。

 ちなみに、本盤にはジョン・ホールの人柄と音楽性を反映するようなミュージシャンたちがゲスト参加している。ロビー・デュプリー(ハーモニカ、1.,11.)、ガース・ハドソン(キーボード,6.)、ジョン・セバスチャン(ハーモニカ、12.)なんかに注目しつつ聴くというのもこの盤の楽しみかたの一つということになるように思う。


[収録曲]

1. Love Doesn't Ask
2. Usurper
3. Only Got Today
4. Calcutta
5. Home
6. Circle
7. Don't Go There
8. I'll Do My Days
9. Litany
10. Moving Target
11. Can't Take It with You
12. Quiet Place
13. October Child
14. Don’t Look Now
15. Morning Light

1999年リリース。




 ​
【中古】 ラヴ・ダズント・アスク/ジョン・ホール




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Last updated  2025年02月03日 05時32分13秒
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