9865002 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2025年02月12日
XML
テーマ:洋楽(3484)
ルーツとなる音楽が強く打ち出された盤 


 ハンブル・パイ(Humble Pie)は、ピーター・フランプトンとスティーヴ・マリオットを中心に形成された。既にミュージシャンとして知られた2人によるいわゆる“スーパーグループ”だったが、やがてこのバンドはマリオット色を強め、フランプトンは脱退することになる。

 そのマリオット色というのは、ブルースやソウルに根差しながらもハードな演奏を披露するという音楽性である。1974年に発表されたこの『サンダーボックス(Thunderbox)』は、ソウルやR&Bといった、彼のルーツとなる音楽的な“黒っぽさ”が前面に出た作品だと言える。

 1.「サンダーボックス」をはじめ、マリオットによるナンバーが含まれる一方、アルバム収録曲の半数を超えるナンバーが、ソウル、ゴスペル、R&Bといった彼にとってルーツとなる音楽のカバーとなっている。そのようなわけで、オリジナル曲もいいのだけれど、どうしても注目がいくのはそれらカバー曲ということになる。

 2.「グルーヴィン・ウィズ・ジーザス」は、ヴァイオリネアーズ(The Violinaires)のカバーで、表題通りのグルーズ感がいい。3.「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」はアン・ピーブルズのヒット曲だが、8.「ナインティー・ナイン・パウンズ」というもう一つの彼女のカバー曲も本盤には含まれている。アーサー・アレキサンダーの4.「アンナ」は、ビートルズの演奏でもよく知られるナンバーだが、なかなかソウル感の強いカバーに仕上がっていると思う。

 10.「ノー・マネー・ダウン」は、チャック・ベリーのカバーで、これまたソウルフルな仕上がりがいい。11.「ドリフト・アウェイ」は、ドビー・グレイのナンバー。そして、12.「オー・ラ・ディ・ダ」は、ステイプル・シンガーズの曲で、ゴスペル・ソウル系のノリが昇華した好演奏である。


[収録曲]

1. Thunderbox
2. Groovin' with Jesus
3. I Can't Stand the Rain
4. Anna (Go to Him)
5. No Way
6. Rally with Ali
7. Don't Worry, Be Happy
8. Ninety-Nine Pounds
9. Every Single Day
10. No Money Down
11. Drift Away
12. Oh La-De-Da

1974年リリース。




 ​
サンダーボックス/ハンブル・パイ[SHM-CD]【返品種別A】



   下記のブログランキングに参加しています。
   応援くださる方は、バナーをクリックお願いします!
       ↓          ↓ 

   にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ      ブログランキング・にほんブログ村へ   









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025年02月12日 04時50分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[洋ロック・ポップス] カテゴリの最新記事


PR

Freepage List

Category

Free Space

  ブログランキング・にほんブログ村へ
     にほんブログ村

   にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

   にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

   にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
      ↑        ↑
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします!
      ↓        ↓
  人気ブログランキングへ



↓相互リンク↓

ちょっと寄り道 [音楽の旅]




Calendar

Archives

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X