カテゴリ:洋ロック・ポップス
世界進出の足がかり
ヴァンデンバーグ(Vandenberg)は、オランダのギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグ(Adriaan van den Berg,オランダ語だとアドリアーン・ファン・デン・ベルグと読むのだろうか)が中心となったハード・ロック・バンド。もともと1970年代から地元で活動していたティーザーなるバンドが元になっており、ヴァンデンバーグとしては、1982年の本セルフタイトル盤(邦題は『ネザーランドの神話』)を皮切りに、米国や世界マーケットに向けて1985年までに3枚のアルバムを残した。 アルバム前半から収録曲を見渡していきたい。1.「ラヴ・イズ・イン・ヴェイン」は、演奏の重厚さととっつきやすいメロディのバランスがよく、このバンドらしさをよく表した楽曲だと言える。ややスピード感を強めた2.「バック・オン・マイ・フィート」は、個人的に好みの1曲。4.「バーニング・ハート」はシングルとして発売されて好評を得たいわゆるパワーバラード調のナンバーで、大ヒットとはいかなかったものの、この時代を表現する好曲だと感じる。 アルバムの後半では、スピード感のある5.「レディ・フォー・ユー」、6.「トゥー・レイト」とたたみかけてくるが、もう一ひねりあるとなおよかったようにも思う。筆者の好みとしては、勢いとキレがいい7.「ナッシング・トゥ・ルーズ」、ドライヴ感を伴った8.「ロスト・イン・ザ・シティ」あたりがいい。締め括りの9.「アウト・イン・ザ・ストリーツ」は勢いで押すナンバー。総じて“期待できるデビュー盤”という仕上がりだったと言えるように思う。 [収録曲] 1. Your Love Is in Vain 2. Back on My Feet 3. Wait 4. Burning Heart 5. Ready for You 6. Too Late 7. Nothing to Lose 8. Lost in a City 9. Out in the Streets 1982年リリース。 ![]() 【中古】 ネザーランドの神話/ヴァンデンバーグ 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025年05月15日 22時50分39秒
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