テーマ:洋楽(3508)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
通好みの隠れた名盤
クライグ・フラー(Craig Fuller)は、1949年、オハイオ州の出身。カントリー・ロック・バンドのピュアー・プレイリー・リーグでの活動のほか、1980年代にはローウェル・ジョージ亡き後のリトル・フィートのフロントマンとしても活躍したミュージシャンである。一方、エリック・カズあるいはエリック・ジャスティン・カズ(Eric Justin Kaz)は、1946年、ニューヨーク出身。派手な活動こそないものの、こちらの作品など玄人好みの好作を残したシンガーソングライターとして知られる。 これら2人は1970年代半ば、スティーヴ・カッツ(ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ)、ダグ・ユール(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)とともに、ジョージ・マーティンのプロデュースのもとでアメリカン・フライヤーというスーパーグループとして活動した。けれども、バンドは長続きせず、その後、2人での唯一の共作として、1978年にこの『クライグ・フラー&エリック・カズ(Craig Fuller/Eric Kaz)』を残した。 できあがった盤は、玄人好みの名作となった。1.「フィール・ザット・ウェイ・アゲイン」で渋く始まったかと思えば、2.「クライ・ライク・ア・レインストーム」(リンダ・ロンシュタットで有名になった曲)はさらに地味深さが染みる。渋さという意味では、5.「ティル・ユー・カム・バック」も外せない。 アナログ時代のB面の冒頭は、6.「アナベラ」というさらりと聴かせる好曲だが、締めくくりの10.「アナベラ(リプライズ)」とセットになっている。この間に配されている曲の中では、次第に盛り上がっていく7.「ザ・ウェイズ・オブ・ア・ウーマン」が必聴の名曲と言える。 [収録曲] 1. Feel That Way Again 2. Cry Like a Rainstorm 3. You Take a Heart 4. Let The Fire Burn All Night 5. 'Til You Come Back 6. Annabella 7. The Ways of a Woman 8. Fool for You 9. Restless Sea 10. Annabella (Reprise) 1978年リリース。 ![]() 【中古】CD Craig Fuller / Eric Kaz Craig Fuller / Eric Kaz SRCS6357 Sony Records /00110 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025年05月19日 00時52分29秒
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