テーマ:洋楽(3507)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
2度目も成功のフライト
1974年にデビュー盤(参考過去記事)を発表し、「マジック」をヒットさせたパイロット(Pilot)は、翌75年にセカンド作を発表している。表題は、ある種そのまんまの『セカンド・フライト(Second Flight)』。雲の間にプロペラという、これまたわかりやすいジャケット・デザインである。 メンバーは、デヴィッド・ペイトン、ビリー・ライアル、スチュアート・トッシュ、イアン・ベアンソンの4人。前作と実質的に同じ顔ぶれだが、ベアンソンは正式にグループのメンバーとなっている。アルバムの内容としては、前作の延長線上に位置づけられると言えそう。プロデュースはデビュー盤に続いてアラン・パーソンズによるもので、心地よいポップ・ロック路線が継続されている。 アルバム前半は、ポップで軽快な1.「ユアー・マイ・ナンバー1」から幕を開ける。続く2.「ラヴ・イズ」はどこか懐かしいメロディと歌唱・演奏面での工夫が同居する、これまたポップなナンバー。3.「コール・ミー・ラウンド」は、大きくヒットこそしなかったものの、シングルカットされた楽曲で、軽快なポップという意味では1.と並ぶ好曲だと思う。その後も、サウンドに工夫を聴かせたインストナンバーの4.「北緯55度・西経3度」、美バラード曲の5.「トゥー・ユー・アローン」と飽きさせない展開が続く。 アルバム後半では、7.「ハード・イット・オール・ビフォア」のギターとコーラスがいい。8.「バッド・トゥ・ミー」はいかにもパイロットという、前半の1.や3.と並ぶポップさが生かされた楽曲。それから、本盤の後半最大の注目曲は、シングルとして大ヒットした10.「ジャニュアリー」。このポップさと手拍子こそがパイロットの本領発揮といったところで、全英のほかオーストラリアやアイルランドのチャートでも1位という、彼ら最大のヒット・シングルとなった。あと、アルバムを締めくくる12.「ディア・アーティスト」もなかなかいいスロウ曲だと思う。 [収録曲] *( )内は邦訳タイトル 1. You're My No. 1 2. Love Is 3. Call Me Round 4. 55º North 3º West(北緯55度・西経3度) 5. To You Alone 6. Do Me Good 7. Heard It All Before 8. Bad To Me 9. You're Devotion(きみの愛) 10. January 11. Passion Piece(情熱のかけら) 12. Dear Artist 1975年リリース。 ![]() 【中古】 セカンド・フライト/パイロット ![]() 【中古】輸入CD Pilot Second Flight C5CD568 C5 Records /00110 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025年05月22日 04時56分08秒
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