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テーマ:Jazz(2020)
カテゴリ:ジャズ
ピアノ演奏の多彩ぶりが発揮された盤
ジャズ・ピアノ奏者のジャッキー・バイアード(ジャキ・バイアード,Jaki Byard)の3枚目のリーダー作に当たる『ハイ・フライ(Hi-Fly)』は、彼が残した吹き込みの中でもベストのものと言われたりする。このバイアードという人は、“多彩多芸なピアニスト”とも評される。さまざまなスタイルのジャズ・ピアノを取り込んだ演奏がこの人の特徴であり、しかもトランペットやサックスも演奏できるというマルチな演奏者でもあった。 本盤は、ベース(ロン・カーター)とドラムス(ピート・ラロカ)との3ピースというシンプルな構成ながら、確かにバイアードのピアノの多彩さが際立っている。そうしたピアノ演奏を可能にしているのは、残る2人の安定感というのはもちろんなのだけれど、個人的にはロン・カーターのベースがとりわけいい味を出していると感じる。以下、収録曲のうちで、特に注目したい演奏をいくつか取り上げてみたい。 まず、表題曲の1.「ハイ・フライ」はランディ・ウェストンのペンによるナンバー。ピアニストであるウェストンらしい楽曲をバイヤードらしく解釈して弾きこなしていて、派手さはないが、好演奏と言えるように思う。バイアードの自作曲は3曲(2.,4.,5.)が収められているが、なかでも意欲的で実験的なのは5.「ヒア・トゥ・ヒアー」。どういう展開の演奏になっていくのか、聴いていて飽きない。さらに注目したいのは、7.「ラウンド・ミッドナイト」。演奏そのものの幅と奥行きが感じられると言えばよいのだろうか、三次元的な深さが感じられる演奏になっている。このディメンショナルな広がりとでも言えそうなものが筆者は気に入っていて、この7.から次の8.「ブルース・イン・ザ・クローセット」への流れは本盤の聴きどころとも言えるように思う。 [収録曲] 1. Hi-Fly 2. Tillie Butterball 3. Excerpts from "Yamecraw 4. There Are Many Worlds 5. Here to Hear 6. Lullaby of Birdland 7. 'Round Midnight 8. Blues in the Closet [パーソネル、録音] Jaki Byard (p), Ron Carter (b), Pete La Roca (ds) 1962年1月30日録音。 【中古】 ハイ・フライ/ジャッキー・バイアード(p),ロン・カーター(b),ピート・ラロカ(ds) 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.08.04 22:48:02
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