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音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2026.02.10
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古典的ハードロック・バンドのバンド第一作


 クリームのプロデュースを担い成功を収めたプロデューサーのフェリックス・パパラルディは、1969年、レスリー・ウェスト(ギター、ヴォーカル)の初ソロ作のプロデュースを担当した。『マウンテン』という表題のこのアルバム制作はそのままバンドへと発展し、先駆的ハードロック・バンド、マウンテンが誕生することになった。

 上記のウェスト盤で、パパラルディはプロデュースだけでなく、ベースなどの演奏も担当しており、彼自身、メンバーとして参加した。同じくそのレコーディングに参加していたN・D・スマート(ドラムス)、スティーヴ・ナイト(キーボード)が加わり、バンドとしてのマウンテンができあがったという経緯である(なお、ドラマーはデビュー盤までにコーキー・レイングに交代している)。

 こうして1970年に発表されたファースト盤が、『勝利への登攀(Climbing!)』であった。ウェストとパパラルディの双方がヴォーカルを担当し(前者は1, 3, 4, 5, 8, 9、後者は2, 4, 5, 7, 9)、ナイトはハモンドオルガン(2, 3, 4, 5)やメロトロン(2, 9)などを演奏している。パパラルディのプロデュースの実力もあり、しっかりと作り込まれたアルバムに仕上がっており、シングル曲となった1.「ミシシッピー・クイーン」も全米ビルボードでチャートアクションを起こす(最高位21位)など成功を収めた。

 注目の曲をいくつか見ておきたい。上記の1.「ミシシッピー・クイーン」はシンプルながらエッジの利いた演奏で、その演奏にヴォーカルとギターがピタリとはまっている。印象的なリフが特徴の3.「君がすべて」は、これぞ初期のハードロックといった曲調がいい。5.「ヤスガーの農場」はパパラルディのヴォーカルがなかなかよく、第2弾シングルとしてもリリースされた。

 6.「友達のために」は、唯一のインスト曲。ハードな曲やややキャッチーな演奏もある中で、ドラムとベースを外したこういう変化球的な曲が織り込まれているのも、本盤のいいところだと思う(ちなみに、同じ流れの中でパパラルディがヴォーカルをとる7.「支配者」も異色の楽曲となっている)。8.「虹に坐って」は、上記の1.や3.と並ぶ本盤のハイライトの一つ。ベースとドラムの利いた演奏にヴォーカルやギターがしっかりと絡んでいる。アルバム末尾の9.「バンドの少年」は、哀愁漂うギターとヴォーカルで、名曲度という意味では本盤随一と言えるかもしれない。


[収録曲] *( )内は邦訳タイトル

1. Mississippi Queen(ミシシッピー・クイーン)
2. Theme for an Imaginary Western(想像されたウエスタンのテーマ)
3. Never in My Life(君がすべて)
4. Silver Paper(銀色の紙)
5. For Yasgur's Farm(ヤスガーの農場)
6. To My Friend(友達のために)
7. The Laird(支配者)
8. Sittin' on a Rainbow(虹に坐って)
9. Boys in the Band(バンドの少年)
10. For Yasgur's Farm (Live) (ヤスガーの農場(ライヴ))[リマスターCDのボーナストラック]

1970年リリース。




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【国内盤CD】【新品】マウンテン / 勝利への登攀




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Last updated  2026.02.10 05:46:46
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