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テーマ:洋楽(3621)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
強力な音楽的インパクト
派手なサイケ風イラストのジャケットには、器の中にスプーンが刺さっており(もしかするとフルーツポンチ風?)、ロボットの頭のような機械メーター。その手前にはカップ、その背後にはそれを飲む人物像…。この風変わりなジャケット・デザインを見たところ、どんなアルバムかは想像できない。けれども、サポディラ・パンチ(Sapodilla Punch)の『スティール・ソウル(Steel Soul)』というグループ名・タイトルの上にはさりげなくそのコンセプトが記されている。“Steel Drum Band with plugged-in guitars and soul voices”つまりは、スティール・ドラムという少し珍しい楽器に、ギターを加え、ソウルな声(“声”であって“ヴォーカル”ではない)を組み合わせてみました、というわけである。 でもって、グループ名のサポディラ(Sapodilla)とはいったい何なのか。そう思って調べてみたところ、どうやらカリブ海の島(英領バハマ)にある湾・ビーチの名前らしい。このことからもわかるように、上記のような楽器面での特徴に加え、南国パラダイス風の楽曲の演奏が展開されているという盤なのである。 発表年が1969年というのも注目しておくべきかもしれない。音楽ジャンルの垣根が低くなり、ジャズとロックあるいはラテンなどフュージョン(融合)が違和感のないものへとなっていった時代。それが背景にあるからこそ、こういうインパクトの強い音楽が生まれたのだろう。 取り上げられている曲もなかなかのヴァラエティーに富んでいる。R&Bのデュオ、サム&デイヴの1.「ホールド・オン・アイム・カミン」、スモーキー・ロビンソンの6.「ゲット・レディ」、さらにはロビンソンの共作でテンプテーションズのヒット曲である7.「マイ・ガール」といった楽曲は、“ソウル”という、まさしくジャケットに示された部分を体現している。 かと思うと、5.「バック・トゥ・マイナー」では、クラシック的な旋律を聴かせ、ビートルズの9.「デイ・トリッパー」では、ロックをベースにした演奏を繰り広げる。8.「ホンコン・マンボ」に至っては、もはや南国(ラテン)風なのか香港(アジアないしは中国)風なのか、もはや無国籍のアナーキー状態とすら言えそうな演奏である。結局のところ、この特異でインパクトの強い音楽は当時だけでなく、いま聴いてもなんとも新鮮な感じで、アクチュアリティを失っていない作品ともいえるような気がする。 [収録曲] 1. Hold On, I'm Comin' 2. I'm In Love 3. Mild And Bitter 4. More And More Amour 5. Bach To Minor 6. Get Ready 7. My Girl 8. Hong Kong Mambo 9. Day Tripper 10. The Click Song #1 (Uqongo Thwani) 1969年リリース。 【中古】 スティール・ソウル/サポディラ・パンチ 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.03.19 08:34:41
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