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音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2026.03.21
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テーマ:洋楽(3621)
メロハー×産業ロックの隠れた好盤


 ツアー・デ・フォース(Tour de Force,略称TDF)は、ニューヨーク出身の5人組バンドで、1990年代に数枚のアルバムを残している。いわゆる“メロハー”(メロディアス・ハード)であるが、産業ロック的で大衆受けを狙ったようなキャッチーな楽曲が並ぶのが、1995年リリースのセカンド作『ワールド・オン・ファイア(World on Fire)』である。

 本盤は、その当時、決して売れたわけでもなく、そもそも米国ではなく日本のレーベル(FEMSことFar East Metal Syndicateという名のレーベル)から出されたものだったということのようである。確かに、日本受けしそうなメロディアスなロック・サウンドの楽曲が多く並んでいる。大衆受けは明白なものの、その中にカッコよさがきらりと光る、そんな1枚と言えるかもしれない。

 1.「トゥナイト」は、マイケル・ボルトンのペンによる曲で、軽快かつ哀愁があり、スピード感もある好演奏を披露している。4.「カミング・ホーム」はバラード曲で、次第に盛り上がり、終盤には厚みのあるサウンドの中でギターソロという定番の展開。本盤の収録曲のうち、カッコよさという点では、5.「ホールド・オン」がいちばんの楽曲ではないかと思う。続く6.「イフ・イッツ・オーヴァー」(かなりボン・ジョヴィ風な気もするけれども)もなかなかの好曲である。

 カッコよさという意味では、10.「ショット・ダウン」も聴き逃がせない1曲。アルバム後半で最大の聴きどころと言えそうなのは、15.「レディ・ミッドナイト」。冒頭の哀愁のあるギターからシリアスなヴォーカル、次第に盛り上げていく演奏と盛り上がった中でのギターソロいった具合に、このバンドの目指していた一つの形が現れている楽曲だと思う。ついでながら、アルバムを締めくくる17.「フォアゴットン・ヒーローズ」もさりげなくカッコよさが光る。


[収録曲]

1. Tonight
2. Back To You
3. World On Fire
4. Coming Home
5. Hold On
6. If It's Over
7. Sweet Adeline
8. Strangers In The Night
9. Cruise Control
10. Shot Down
11. Rough Boy
12. Runaway
13. One More Time
14. Wing And A Prayer
15. Lady Midnight
16. Got To Know
17. Forgotten Heros

1995年リリース。




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Last updated  2026.03.21 05:57:27
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