11054869 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Freepage List

Archives

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

2026.06.06
XML
テーマ:Jazz(2020)
カテゴリ:ジャズ
コルトレーンをフィーチャーした初リーダー作


 “モダン・ジャズ史上、最強のジャズ・ベース奏者は?”と問われると、筆者はポール・チェンバース(Paul Chambers)と答えることだろう。1950~60年代に活躍し、自身のリーダー作も残したものの、他の演奏者のリーダー作に数知れず参加し、数々の名盤を支えた。しかし、1969年に33歳と若くして病死している。

そんな彼にとって、20歳で吹き込んだ最初のリーダー作が本盤『チェンバース・ミュージック(Chambers’ Music)』である。ジャズ・ウェストというマイナーなレーベルから出されたもので、マイルス・デイヴィスのバンドでの仲間であるジョン・コルトレーンをフィーチャーしている。ピアノはケニー・ドリュー、ドラムスはフィリー・ジョー・ジョーンズである。表題は、ポール・チェンバースの名と“室内楽(チェンバー・ミュージック)”をかけたものということのようである。

 全6曲、緊張感に満ちた完成度の高い演奏が、次から次へと息つく間もなく繰り広げられる。その緊張感というのは、決してピリピリしたものではなく、モダン・ジャズの名演によく見られるあの緊張感である。先進的というよりは、従前のスタイルを踏襲していると言えそうだが、その枠組みの中で、実に質の高い演奏が繰り広げられている。

 1.「デクスタリティ」は、伝統的なイディオムに基づきつつ、コルトレーンの伸び伸びとしたサックスが印象的。2.「ステイブルメイツ」は、本盤のいい意味での緊張感が発揮された演奏。3.「イージー・トゥ・ラヴ」は、ポール・チェンバースのベースの働きに注目して聴きたい1曲。

 4.「ヴィジテーション」も、チェンバースのベースに注目したい1曲。5.「ジョン・ポール・ジョーンズ」は、朗々としたコルトレーンのサックス演奏が印象的で、ケニー・ドリューのピアノが全体にうまく合う演奏を展開している。6.「イーストバウンド」は、聴き手を包み込み、かつ一体感をもって畳みかける緊張感のある演奏がいい。全体として、緊張感を持続しながら、個々の聴きどころがきちんと出ていて、モダン・ジャズの手本のような演奏、それでいて、ただの“手本”ではなく、聴き手をしっかりと引き込んでいく。そんな魅力に溢れた盤だと思う。


[収録曲]

1. Dexterity
2. Stablemates
3. Easy to Love
4. Visitation
5. John Paul Jones
6. Eastbound


[パーソネル、録音]

Paul Chambers (b)
Kenny Drew (p)
John Coltrane (ts)
Philly Joe Jones (ds)

1956年3月2日録音。




 ​
チェンバース・ミュージック [ ポール・チェンバース ]




   以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、
   クリックで応援よろしくお願いします。
       ↓      ↓      ↓ 

   にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ    ブログランキング・にほんブログ村へ  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.06.06 00:31:18
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X