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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

全166件 (166件中 21-30件目)

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ラテン(ロック&ポップス)

2019年02月22日
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2017年発表のロック・ウルバーノ作


 これまでメキシコ都市部を中心に根づいている“ロック・ウルバーノ(アーバン・ロック)”のアーティストを何組か取り上げてきたが、今回のジャント・ウルバーノ(Llanto Urbano)もその1つである。そもそもバンド名自体に“ウルバーノ”という語が含まれているが、このバンド名は“都会の嘆き”といった意味合い。

 本バンドの詳細は情報もなくて不明なのだけれど、写真から判断する限り、20代後半~30歳代ぐらいと思しき男性4人組。この分野のアルバム制作を手掛けているデンバー・レーベルからデビュー作として2017年にリリースされたのが、本盤『ウナ・ロサ・パラ・ウン・パンテオン(Una rosa para un panteón)』ということのようである。アルバムのジャケットの写真には、墓地と1輪のバラを手にした女性が映り込んでいるが、“墓地に1輪のバラを”という意味のこのアルバム表題に沿ったものになっている。

 メンバーは、作詞作曲を担当しているヘラルド・コルテス・アルバラード(ヴォーカル、ギター)に加え、エリック・アントニオ・サマリパ(ギター)、エステバン・ケオエ・イニゲス(ベース)、ホセ・ウバルド・バレンシア・ゴンサレス(ドラムス)。全体のサウンドとしては、同ジャンルの他のバンドに比べ、ディストーションのかかったリズム・ギターが強めで、ベースとドラムも意図的に音圧を高めて激しさを演出しようとしているように見える。その一方で、曲調や詞はロック・ウルバーノの王道を行っているという印象を受ける。

 全11曲が収められていて、やや一本調子な気もしないではないが、注目したい曲をいくつか挙げてみたい。1.「ウナ・ロサ・パラ・ウン・パンテオン(墓地に1輪のバラを)」は、アルバム表題曲にもなっているだけあって、展開が工夫されていてキャッチ―な部分も巧く組み込まれている。4.「ミ・セレナータ(我がセレナーデ)」、6.「スエニョス(夢)」、10.「ビダ・インフスタ(不公平な人生)」あたりは、ロック・ウルバーノの王道を行くといった感じで、アラガンやリラン・ロール(参考過去記事)を彷彿とさせる。また、7.「ウン・ジャント・マス」や8.「ウナ・ノタ・マス」はこのバンドのハードな方向に向いた音作りが生かされているようにも思う。いかにもローカルなシーンで演奏をしているバンドだが、このアルバムの出来だと次もあるかもしれない。密かな“ロック・ウルバーノ”ファン(苦笑)の筆者としては、細々と動向を追っておこうと思っていたりする。


[収録曲]

1. Una rosa para un panteón
2. Borracho
3. La secundaria
4. Mi serenata
5. Mis problemas
6. Sueños
7. Un llanto más
8. Una nota mas
9. Vagabundo
10. Vida injusta
11. Volver a empezar

2017年リリース。





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Last updated  2019年02月22日 11時22分57秒
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2019年02月17日
テーマ:ラテン音楽(371)
熟女2人が挑んだ異色作


 グロリア・トレビ(Gloria Trevi)とアレハンドラ・グスマン(Alejandra Guzmán)はともに1968年2月生まれで同い年のメキシコの女性シンガー。いずれも1990年代に歌手として人気を獲得した。その後、それぞれに違った長い道のり(特にグロリア・トレビの方は国際指名手配までされて刑務所のお世話になったほかゴシップな話題が満載だった)を経て、現在ではアラフィフ世代である。トレビにとって11枚目、グスマンにとって15枚目のアルバムで、2人の共演アルバムとなったのが2017年発表の『ベルスス(Versus)』であった。

 熟女シンガー2人の共演がどの程度リスナー受けするのかと懐疑的に見ていたのだけれど、派手なプロモーションにつられて筆者も購入してしまった(笑)。アルバムの内容はというと、年齢を感じさせない(とはいえ歌唱力は若い頃よりもはるかに進化している)勢いのある演奏と歌唱である。目玉といえそうなのは、シングルにもなった1.「マス・ブエナ」と2.「クアンド・ウン・オンブレ・テ・エナモラ(男があなたを愛するとき)」。いずれもメキシカン・ポップの王道を行くような曲調と2人の熱いヴォーカルが印象的。他には過去のヒット曲を織り込んだり、4.「サティスフェチャ」では、ローリング・ストーンズの「サティスファクション((I Can't Get No) Satisfaction)」をスペイン語カバーしたりしている。

 本盤の発表にあわせ、2人は“ベルスス・ツアー”を敢行した。リリース直前にロサンゼルスで幕を開け、リリース日にはメキシコシティで、ライヴを行っている。2017年6月から翌18年4月までのツアーは、米国50ヵ所、メキシコ15か所のほか、カナダ、ペルー、エクアドル、プエルトリコも回った。11か月で67公演をこなし、53万人以上を動員するものとなった。このツアーの模様もアルバム化されているが筆者は今のところ未聴である。35曲入りのヴォリュームということで、聴きごたえあるものだろうから、そのうちこちらも入手できれば聴いてみたいと思っている。


[収録曲]

1. Más buena
2. Cuando un hombre te enamora
3. Rivales
4. Satisfecha
5. Hey, güera & La papa sin catsup
6. Soy tuya
7. Todos me miran
8. Esta sí va para ti
9. Eternamente bella
10. Más buena (remix)

2017年リリース。



↓それぞれのベスト盤です(本記事の盤ではありません)↓
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Last updated  2019年02月17日 12時53分05秒
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2019年02月12日
ローカル・バンドの洗練と円熟


 リラン・ロール(Liran’ Roll)というバンドは、メキシコ人以外にはあまり知られていない(とはいえ、メキシコではあちらこちらで本当によく耳にするのも事実な)ローカル・バンドである。1990年代初頭にシーンに登場し、デンバー(Discos y Cintas Denver)というマイナー・レーベルから作品を発表し続けてきた。現在も活動はしているようで、2017年には活動25周年を祝してライヴなども行われているのだけれど、アルバム・リリースは止まっているようで、おそらくこの2011年の『シギエンド・ラ・リネア(Siguiendo la línea)』が現時点としては最後に出たオリジナル・アルバムと思われる(ただしシングルやライヴ盤のリリースは行われている)。

 元々はブルース・ロックに根ざしたメキシコのローカルなロック・バンドで、自国語で歌う自国製ロックの定着に貢献したバンドである。2000年代に入る辺りから次第に洗練されていき、単なる抒情性やスペイン語で歌っているということだけでなく、音楽的にも貫禄が徐々に出てきた。その最終形がかなりまとまった形で示されているのが、本盤といってもいいように思う。

 洗練されようが、はたまた円熟に差し掛かろうが、おそらくは意図的に、このバンドはローカルであり続けようとしているように見える。本盤では1.「ネサ」がその最たるものだろう。表題の“ネサ”というのは、メキシコシティに隣接する貧困地区の名前である。10.「ポエタ・ウルバーノ(都会の詩人)」というのもそうで、“都会”と聞いてパリやニューヨークはたまた東京を想像してはいけない。近代化も“第三世界”もごった煮になったメキシコシティを思い浮かべなければならないのだ。何と言っても詞に出てくるのは、ロック・スターを夢見て朝から地下鉄の車両に乗り込んで弾き語りを長年やり続けている、夢破れた“詩人”なのだから。

 とはいえ、上述の通り、全体としての音作りが精緻化しているのも明らかである。それがよくわかる例としては、4.「ノ・ラ・アガス・デ・ア・ペド」や6.「ラ・バタージャ」なんかが挙げられ、彼らの演奏の質の高さがもはや他のロック・ウルバーノのバンドの比ではないことがわかる。また、随所にゲスト陣も迎え入れられており、目を引くところでは、7.「エス・ディフィシル」ではコロンビア人女性シンガーのルアナ・リベロス(Luhana Riveros)が参加している。さらに、注目したいのは、ラスト曲の11.「シン・トゥ・ラティド」。スペイン人シンガーソングライターのルイス・エドゥアルド・アウテ(Luis Eduardo Aute)のナンバーで、こういう曲をロック・ウルバーノでできるというのも、新境地というか間口の広さと余裕を感じさせる。そんなこんなすべて合わせて考えると、本盤はやはり彼らの“最終形”と言える気がする。個人的には、初めてリラン・ロールを聴くという人がいたら、ぜひこの盤を勧めたいと思う。


[収録曲]

1. Neza
2. Nunca pensé
3. Fúgate conmigo
4. No la hagas de a pedo
5. El grito
6. La batalla
7. Es difícil
8. Es para siempre
9. Escándalo
10. Poeta urbano
11. Sin tu latido

2011年リリース。




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Last updated  2019年02月12日 13時58分02秒
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2019年01月10日
テーマ:ラテン音楽(371)
大成功を収めたロマンセ集第1弾


 ルイス・ミゲル(Luis Miguel)は、プエルトリコ生まれで、メキシコを舞台に活躍する男性シンガー。“メキシコの太陽(ソル・デ・メヒコ)”の異名をとる。12歳でデビューし、ポップ界で最も成功したラテンアメリカの歌手である。

 1990年代に入る頃、ちょうど人気絶頂の時期にあった彼は、ボレロを題材にしたアルバムを企図した。アルマンド・マンサネロが共同プロデューサーとして迎えられ、1991年にハリウッドでレコーディングが行われた。そうして同年にリリースされたのが、本盤『ロマンセ(Romance)』だった。発売から2週間で70万枚を売り上げ、数多くの国でゴールド・ディスクを獲得。これまでの世界での総セールスは1千万枚に上り、“史上もっとも多く売れたスペイン語のアルバム作品”と言われる。

 1950年代の作品を中心に、定番や有名なボレロ曲がずらりと並んでいる。ルイス・ミゲルと共同プロデュースを行なったアルマンド・マンサネーロのナンバー(5.と11.)も含まれている。圧巻はその歌唱力で、当時まだ20歳を少し過ぎたくらいの若き人気シンガーが年配者にも親しみのある曲を熱唱するというのは、文字通り老若男女に受け入れられるものだったのだろう。

 リリース当時、筆者も繰り返し聴いたクチなので、どの曲も思い入れがあるのだけれど、いくつか注目すべきナンバーを挙げておきたい。まず、シングルとして発売された2.「忘れじの君(イノルビダブレ)」は、本盤中で最も古い1944年に作曲されたキューバの定番ボレロ曲。同じくシングル・カットされた11.「見知らぬあなた(ノ・セ・トゥ)」は逆に最も新しく、1986年に作られたマンサネロのナンバー。他にシングルになったものとしては、7.「遠く離れても(コンティーゴ・エン・ラ・ディスタンシア)」があり、これも1940年代(ただし本盤の裏ジャケでは1952年となっている)にキューバのセサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスが作曲したナンバーである。さらに、聴き逃がせないと思うのは、1.「もう何も(ノ・メ・プラティケス・マス)」という、メキシコ人作曲家のビセンテ・ガリード・カルデロンの1954年作のナンバー、それからマンサネロ作の5.「恋焦がれて(テ・エストラーニョ)」。これら2曲は、アイドル的人気を博していたルイス・ミゲルのシンガーとしての実力の圧巻ぶりが特に発揮されているように思う。

 結局、この成功を受けて、ルイス・ミゲルは概ね3年おきに2001年まで合計4枚の“ロマンセ集”をリリースすることになった。『セグンド・ロマンセ』(1994年)、『ロマンセス』(1997年)、『ミス・ロマンセス』(2001年)が残る3枚だが、これらもいつか本ブログで取り上げてみたいと思っている。



[収録曲]

1. No me platiques más(もう何も)
2. Inolvidable(イノルヴィダブレ(忘れじの君))
3. La puerta(閉ざされた扉)
4. La barca(小船)
5. Te extraño(恋焦がれて)
6. Usted(ウステ)
7. Contigo en la distancia(遠く離れても)
8. Mucho corazón (ムーチョ・コラソン(あふれる想い))
9. La mentira(嘘)
10. Cuando vuelva a tu lado(君のもとへ)
11. No sé tú(見知らぬあなた)
12. Cómo(なぜ?)
*( )内は日本盤による曲の邦題

1991年リリース。




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Last updated  2019年01月10日 06時34分39秒
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2018年12月26日
テーマ:ラテン音楽(371)
父娘のデュオ盤


 アイデー・ミラネス(Haydée Milanés)は1980年生まれのキューバ人シンガー。本ブログでは何度も取り上げているパブロ・ミラネス(Pablo Milanés)の娘である。キューバの新たな音楽を牽引し、スペイン語圏各地でも人気を得た父のもとで育ち、早くも10歳で録音(父パブロの作品のレコーディング)に参加した経験を持つという。

 2000年代に入り、彼女は本格的にミュージシャンとして活動するようになり、2004年以降、何枚ものアルバムをリリースしている。そんなアイデーが2017年に入ってリリースしたのが、『アモール(Amor)』という盤である。“愛”という、何ともシンプルなスペイン語の表題のアルバムだが、父であるパブロとのデュオ作品となっている。

 収録曲はパブロの手になるナンバーや彼の演奏で知られる楽曲がずらりと並んでいて、いずれも父娘の2人がともにヴォーカルをとっている。まずはじめに気がつくのは、超大物である父のナンバーをカバーしながらも、娘アイデーがなかなかに堂々としていることである。全体的に言うと、各曲のアレンジは元のパブロのバージョンにあまりとらわれない、いわば“今風”な感じになっている。そして、概ねどの曲でも聴きどころになっているのは、父娘のデュエット場面である。アイデーは案外淡々と歌っているところも多いように見受けられるが、パブロとのデュエット(とくにハモリになっている部分)では、感情を込めて盛り上がった歌唱の場面が結構見られる。

 筆者がアイデーのアルバムを聴いたのは、実は本盤が最初だったのだけれど、初めてアイデーの作品を聴く人には、独自のソロ作品がいいかもしれないというように思う。ましてや、パブロ・ミラネスを初めて聴くには彼の代表作の方がいいに違いない。けれども、そのことは重々承知の上で、聴き逃がすのはもったいない父娘の共演の暖かさが感じられる。なかなか日本では入手しづらいかもしれないけれど、機会があればぜひ試してみてほしい盤でもある。


[収録曲]

1. Para vivir
2. Hoy no estás quizás más lejos
3. Ya ves
4. Te espera una noche de éxitos
5. Ya se va aquella edad
6. Amor
7. Hoy la vi
8. El breve espacio en que no está
9. A veces cuando el sol
10. El 405 de nunca
11. Canción

2017年リリース。





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Last updated  2018年12月28日 09時11分48秒
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2018年12月17日
テーマ:洋楽(2515)
大ヒットとなったデビュー作


 カルラ・モリソン(Carla Morrison,日本語ではカーラ・モリソンと表記されることもあり)は、メキシコの女性シンガーソングライター。生まれはメキシコ北部のバハ・カリフォルニア州だが、17歳の時、音楽修行のため米国アリゾナ州フェニックスに移り住み、バンド活動などをした。やがて拠点をメキシコに戻し、インディーズ盤の制作などを経てから、人気に火が付き、メジャー・デビューに至った。

 2009年にEPを発表し、反響を得た彼女は、デビュー盤となる本作『デヘンメ・ジョラール(Déjenme llorar)』を2012年3月にリリースした。メキシコのチャートで1位を記録したほか、米国のラテン関係でもチャートアクションを見せ、オルタナ・ポップのアルバムと曲の2部門でラテン・グラミーも受賞した。

 一言で言い表すならば、彼女の楽曲と演奏は“独りよがり”だと思う。もちろん、悪い意味ではなく、いい意味でこの言い方をしている。孤独感が常に漂っていて、“自分の世界”に聴き手を惹きこむ魅力を持っているのである。歌詞の中にも、孤独や不安を感じさせる表現が多く登場し、そうした孤独感の表現につながっているとの印象を受ける。

 明るく振舞う若者の深層にマッチしたというと安直すぎるだろうか。けれども、時代はSNSが全盛で、“リア充”の一方で孤独が待ち受けているという不安定な世の中である。この点に関しては、メキシコやアメリカだって日本の状況とある意味、大差があるわけではないだろう。そういう孤独感を形にしたという意味では、実に“現代的”な作品と言えるのかもしれないとも思う。


[収録曲]

1. Apague mi mente
2. Me encanta
3. No quise mirar
4. Duele
5. Maleza
6. Eres tú
7. Tu orgullo
8. Olvide
9. Hasta la piel
10. Disfruto
11. Déjenme llorar
12. Sin despedir
13. Tu manera de querer
14. Me puede / Falta de respeto

2012年リリース。





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Last updated  2018年12月25日 06時20分38秒
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2018年11月25日
メキシカン・ロックの新時代を後押ししたデビュー盤


 フォビア(Fobia)は、フランシスコ(パコ)・ウィドブロ(Franciaco “Paco”Huidobro, ギター)、レオナルド・デ・ロサンヌ(Leonardo de Lozanne, ボーカル)、イニャキ・バスケス(Iñaki Vázquez, キーボード)、ハイ・デ・ラ・クエバ(Jay de la Cueva, ドラムス)、ハビエル・ラミレス(Javier Ramírez “El Cha!”, ベース)からなるメキシコのロックバンド。1987年に結成され、1997年にいったん解散したものの、後に再結成されて現在に至る。

 “ロック・エン・トゥ・イディオマ(スペイン語でのロック)”のムーヴメントの中からアリオラ・レーベルに見いだされて契約し、1990年に発売されたデビュー作がセルフ・タイトルの『フォビア(Fobia)』であった。シングルとしてカットされ、ビデオも用意された9.「エル・ミクロビート」が好評を博し、バンドのデビュー盤としては順調な滑り出しとなった。

 全体的には80年代の欧米ロック・ポップスの音作りの影響を受けつつも、特にリズム面などの演奏には独自性が見られ、ウィドブロのソングライティングもすでに完成の域に近い。私的にお薦めのナンバーは、上記の9.「エル・ミクロビート」に加えて、まずは、2.「ディオス・ベンディガ・ア・ロス・グサーノス」。“イモムシたちに神の祝福あれ”という目を引くタイトルだが、曲と演奏の完成度はこちらの方が上と言えるかもしれない。あともう一つ個人的好みを挙げると、7.「プドゥリエンド」。フォビアよりも一足先にシーンに登場していたカイファネスと共鳴するような曲調(しかしリズムはフォビア特有だったりする)が妙に印象に残る。


[収録曲]

1. Los muñecos
2. Dios bendiga a los gusanos
3. Moscas
4. El cumpleaños
5. Corazón en caracol
6. La iguana
7. Pudriendo
8. Puedo rascarme solo
9. El microbito
10. El crucifijo

1990年リリース。



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 ↓こちらはベスト盤↓
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Last updated  2018年11月25日 05時46分55秒
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2018年11月03日
テーマ:ラテン音楽(371)
貫禄のライヴ演奏盤

 メキシカン・ロックの大御所、EL TRI(El Tri, エル・トリ)にとって通算23枚目で、6枚目となるライヴ盤が『MTVアンプラグド(MTV Unplugged)』である。リリースされたのは2004年のことだったが、録音自体は1996年にフロリダはマイアミでなされている。

 1990年代に一世を風靡した音楽チャンネルによるアンプラグド(プラグをつながない=アコースティック)のライヴ・シリーズで、エリック・クラプトンなんかがこの企画によるライヴ盤をヒットさせたが、英語圏以外のアーティストも結構パフォーマンスを行っている。ちなみに、日本向け企画ではなくこのシリーズにはチャゲ&飛鳥(CHAGE & ASKA)が登場しているのだとか。実際のところ、とりわけ米国内に多く視聴者を抱えるスペイン語圏のロック・ポップのアーティストも多くこの企画に参加していて、本盤もその一つということになる。権利の関係だったのか理由は不明だが、収録から8年も経ってからリリースされた。

 内容はまさしくEL TRIの集大成的なヒット・リストとなっている。聴きどころとしては、まずは、本バンドの前身となるスリー・ソウルズ・イン・マイ・マインド(Three Souls in My Mind)時代の代表曲の2.「オジェ・カンティネロ」や9.「チャボ・デ・オンダ」といったナンバー。次に、メキシコ国内でロックが解禁され、バンドとしてはメジャーデビューでファン層を獲得していった時期の6.「トリステ・カンシオン」や7.「ニーニョ・シン・アモール」も当然ながら収められている。さらに録音当時から見ると直近に当たる1990年代前半のナンバーとしては、4.「ラス・ピエドラス・ロダンテス(転がる石)」と5.「ロス・ミヌスバリドス」さらには10.「ポブレ・ソニャドール」といった演奏が含まれる。もちろん、演奏はアコースティックライヴ形式だけれど、このバンドのエッセンスとライヴ・パフォーマンスの妙が詰まっていて、いい仕上がり具合だと思う(それにしても、メキシコ国内向けというわけでもないところで、いつもの調子で“ビバ・メヒコ”と絶叫しているこの様子、今のトランプ大統領が耳にしたら顔を真っ赤にして怒りだしそうな姿が思い浮かんでしまう…)。


[収録曲]
1. Difícil
2. Oye cantinero
3. Mente rockera
4. Las piedras rodantes
5. Los minusválidos
6. Triste canción
7. Niño sin amor
8. Pobres de los niños
9. Chavo de onda
10. Pobre soñador
11. Perro negro
12. A.D.O.

2004年リリース。



 ↓ベスト盤(本ライヴ盤ではありません)↓
 
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Last updated  2018年11月05日 07時12分10秒
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2018年10月31日
テーマ:ラテン音楽(371)
キューバの吟遊詩人の代表盤


 1970年代から現在に至るまで、パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)は、キューバの“ヌエバ・トローバ”の旗手として、さらには、スペイン語諸国を代表するシンガーソングライターとして多くの作品を発表してきた。正確な数はよくわからないのだけれど、おそらくアルバム作品だけでも40枚ほどは出しているのだろうと思う。そんな彼の作品のうち、代表盤の一つに間違いなく数えられるのが、1976年発表の本盤『ラ・ビダ・ノ・バレ・ナダ(La vida no vale nada)』である。

 1943年、キューバ東部グランマ地方のバヤモに生まれ、首都ハバナに出て音楽を学んだパブロ・ミラネスは、フィーリン(feelingもしくはfilin,ジャズなどの影響を受けた1940年代以降のキューバ音楽)の歌い手として1960年代にキャリアをスタートさせた。ロス・ブカネロス(Los Bucaneros)というカルテットでレコードを出すようになり、やがて“ヌエバ・トローバ・クバーナ”のムーヴメントを牽引していくようになった。

 表題曲の1.「ラ・ビダ・ノ・バレ・ナダ(生命には何の価値もない)」や2.「パラ・ビビール(生きるために)」は、本盤の注目曲であるだけでなく、彼の代表曲にも数えられる。個人的にこれらに加えて聴き逃がせないと思うのは、7.「ジョ・ピサレ・ラス・カジェス・ヌエバメンテ(私はあらためて街を闊歩することだろう)」である。チリの政治活動家ミゲル・エンリケスが軍事政権との衝突で亡くなった直後に書かれたナンバーとのことで、3.「ア・サルバドール・アジェンデ・エン・ス・コンバテ・ポル・ラ・ビダ(命を賭して戦ったサルバドール・アジェンデへ)」と並んで、南米チリの政治に絡んだ曲。ちなみに、表題のアジェンデというのは、1973年のクーデターによって政権を追われた大統領で、その後はこのクーデターを行なったピノチェト将軍が1990年まで軍事独裁政権を敷いた。政治的という意味では、10.「カンシオン・パラ・ラ・ウニダー・ラティノアメリカナ(ラテンアメリカの連帯のための歌)」も、キューバのシンガーならではのテーマと言えるのかもしれない。

 なお、筆者の手元にあるのは後のリイシュー盤で、『エル・ゲレーロ』(1983年)とカップリングされたCDである。オリジナルは以下の曲順のようだけれど、なぜか曲順が1か所だけ違っていて、3.と8.が入れ替わっている(しかもオリジナルは1978年作品と表記されていて、CD後半が『エル・ゲレーロ』との表記も見当たらない)。もしかすると、当初のキューバ盤と中南米他国向けのインターナショナル盤で曲順が違っていたのかもしれないけれど、3.(手持ち盤では8.)は上述のような曲だけに、リリースに際しては、チリの軍事政権とのデリケートな絡みもあったのだろうかと勘繰りたくなる。そんなわけで、この曲順については、ちょっとした謎を抱えたまま、解決する見通しもなく聴き続けている。


[収録曲]

1. La vida no vale nada
2. Para vivir
3. A Salvador Allende en su combate por la vida
4. Llegaste a mi cuerpo abierto
5. Hoy la vi
6. Yo pisaré las calles nuevamente
7. De niña aquellos juegos te importaban poco
8. Acuéstate, hazme sentir y derramarme en cada poro de tu cuerpo
9. El tiempo, el implacable, el que pasó
10. Canción por la unidad latinoamericana

1976年リリース。





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Last updated  2018年10月31日 00時10分50秒
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2018年09月12日
テーマ:ラテン音楽(371)
300万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(其の18)


 ケニー・イ・ロス・エレクトリコス(Kenny y los Eléctricos)は、1980年代にロサンゼルスでケニー・アンド・ジ・エレクトリックス(Kenny and the Electrics)として登場し、やがて上記のスペイン語名でメジャーとなったバンドです。

 その顔であるケニー(ケニー・アビレス,Kenny Áviles)は、“メキシカン・ロックの母”と呼ばれたり、はたまた“メキシコのシンディ・ローパー”なんて評されたりもしています。彼女率いるこのバンドの代表的ヒット曲の一つ、「メ・キエレス・コトレアール(Me quieres cotorrear)」をどうぞ。


 


 映像も曲調や演奏も懐メロ臭に溢れていると言われるかもしれませんが、いかにも一度聴いたら耳から離れなくなるタイプのこの曲、懐かしさも含めて意外に気に入ってたりします。



[収録アルバム]

Kenny y los Eléctricos / Toda la noche sin parar(1992年リリース)



↓ベスト盤?と思しき盤です(詳細は不明)↓
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Last updated  2020年01月26日 04時35分44秒
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an-dale@ Re[1]:420万アクセス御礼(12/05) Midge大佐さんへ ありがとうございます。…
Midge大佐@ Re:420万アクセス御礼(12/05) おお!すごいですね!! (コメントしてま…
an-dale@ Re[1]:ザ・バーズ 『ミスター・タンブリン・マン』(08/12) ひろしさんへ コメントありがとうござい…
ひろし@ Re:ザ・バーズ 『ミスター・タンブリン・マン』(08/12) まさに仰る通りで、バーズがロックに残し…
AnDale@ Re[3]:マル・ウォルドロン 『レフト・アローン(Left Alone)』(10/08) 東リ須賀利さんへ ご丁寧なお返事ありが…

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