ロス・ラヴキルズ 『ロス・ラヴキルズ(Los Lovekills)』
骨太のメキシコ大衆ロック・バンドによるセルフ・タイトル作 ロス・ラヴキルズ(Los Lovekills)は、2010年に結成されたメキシコのロック・バンド。詳しい情報に関しては、よくわからないことだらけなのだけれど、結成まもなく出された最初の盤が、セルフ・タイトルのこの『ロス・ラヴキルズ(Los Lovekills)』ということのようだ。バンド名の“Lovekills (Love Kills)”は、かのフレディ・マーキュリーの楽曲を思い起こさせるが、それと関係があるのかどうかもよくわからない。 メンバーは、ロべ・マルティネス(Robe Martínez,ギター&ヴォーカル)、マルセロ・メンドーサ(Marcelo Mendoza, ベース&ヴォーカル)、ラウリオ・ルイス(Raulio Ruíz, ギター)、ロッド・ビエイラ(Rod Vieyra, ドラム)という4人構成で、メキシコシティを起点に活動しているという。とはいえ、このデビュー時点では、マルティネスとメンドーサはいたものの、残る2人の名はなく、キケサン(QuiqueSan, ギター&コーラス)なるメンバーがクレジットされている。また、バンドが当初結成されたのはメキシコ北部のコアウィラ州トレオンとのことで、本盤も同地でレコーディングされている。 本盤は、デビュー作といっても、7曲入りのミニアルバムと呼べるヴォリュームのもの。プロデュースを担当したのは、マウリシオ・テラシーナ(Maurizio Terracina)というメキシコ/イタリア国籍の音楽プロデューサーである。メキシコ・ロック界では知られた人物で、独立系のバンドなどのプロデュースを積極的に行ってきたプロデューサーである。実際、1曲1曲の仕上がりの精度の高さは、このプロデューサーの力量に負う部分が大きいのではないかという気がする。 注目曲としては、1.「トゥ・シレンシオ(あなたの沈黙)」の端正で重いサウンドがいい。2.「ブスカンド・カリフォルニア(カリフォルニアを探して)」は、国境を越えてカリフォルニアでの新たな人生を目指すというベタなテーマだが、サウンド面ではベタにはならず、しっかりとした演奏に仕上がっているところに好感が持てる。4.「エウフォリカ」は1.と並んで骨太のサウンドでしっかりと聴かせる好曲。さらにハードな楽曲としては、やや実験的な6.「アウトデストルクティーバ(自爆的)」がいい。硬派な演奏とガラスの向こう側から歌っているかのようなヴォーカルの組み合わせというのは、なかなか決まっていると思うのだけれど。[収録曲]1. Tu silencio2. Buscando California3. No te olvido4. Euphorica5. Inocente6. Autodestructiva7. Zombie2010年リリース。 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓