『鋼鉄の巨人』 第一部?鋼鉄の戦場(フルメタル・バトルフィールド) 第一話
「んー『鋼鉄の砲弾が飛び交う戦場で、僕は何をやっているのだろう。 ・・ああ、もう嫌だ、ジュリアの元へ帰り、今すぐにでも彼女と愛し合いたい。』・・と。あ、案外コレイケてるな・・。よし」青年が、日記帳に書き記す。どう考えても、日記というよりはポエムだが。鋼鉄の戦場 第一話『戦場の恐怖』 フルメタル・バトルフィールド「・・・・なあ、ジェイ・・・・お前、それは・・・・厨二病ってヤツだと・・・・それに、センスなんてあったもんじゃ・・・」近くで聞いていた巨漢が言った。彼には、このジェイと呼ばれた青年のセンスがどうも理解出来ないらしい。「ったく!セルには理解できねえのか?この俺のセンスがよォ!!」ジェイは、セルに言い放った。自分のセンスには相当の自信があるらしいが・・・。理解できない。「だー!いい加減セルはやめろ!!この前だって人造人間って言われたんだぞ!!!それにお前にセンスはない」「はァ? それ、緑のアレだろ・・・ドラ○ンボー○の・・・」「おう・・どっかのジェイルくんがセルセル言うからなァ・・・ったく、セルゲイって普通に呼べよ・・・」セルゲイはジェイルの呼び方が気に食わないようだ。 確かに、誰であろうと元ネタを知っていれば緑色のアレだと思うだろう。二人が会話していると、一人の小柄な中年男性が二人の居るテントに入って来た。さっきまでくつろいでいた二人が立ち上がり、敬礼をした。「なに、楽にしてくれてかまわんよ。 ・・・・ロドリゲス軍曹、煙草はないかな?」「申し訳ありません、少佐殿 先程の戦闘の際、近くの水道管が破裂しまして・・・その・・・全部湿気ました・・・・・」セルゲイが、胸のポケットに入っていた煙草を出した。確かに全て湿気ており、草臥れている。「む、そうか・・・ マックス軍曹は・・・ ああ、キミは煙草を吸わないんだったかな。」「は、自分は煙草は吸いません!」ジェイル・マックス陸軍軍曹は、「アレルギーで煙草が吸えない」だとか、「煙草のニオイがするだけで死にそうになる」だとか言い触らしている。「ふむ・・・ああ、そうだ。ロドリゲス軍曹、キミの昇進が決まった。よろしく頼むよ、・・・セルゲイ・ロドリゲス准尉。」「じゅんっ・・・・!?え・・・マジっすか!?」 「ちょ・・・・セルが准尉ィィ!!? ・・・・少佐殿、おr・・自分は・・・・」「そうだ、准尉だ。 ほら、ジョニー・ジャン・ジェリー准尉が戦死したからな。連絡があったと思うのだが。・・まぁ、その埋め合わせだ。 ・・・マックス軍曹はそのままだ。」正直その名前はどうかと思う。JJJってバカにしてるだろう。「トリプルジェイと交代・・・ですか。」 「・・・え、ジェイスリーって死んだンすか・・・?・・・って、俺はこのままですか・・・・」「・・・おや?連絡がきていなかったのか・・・。 通信もままならないな・・・、現状だと。」・・と、少佐が錆びた電波塔をみやる。彼、ヴィンター・トーマス少佐は、たたき上げの軍人で、その指揮能力は目を見張るものがある。そのため、彼に忠誠を誓うものも少なくはない。そんな彼をよく思わない連中が上層部にも居るようで、彼は少佐の地位までしかいっていない。本当だったらとっくの昔に大将になってもおかしくはないのだが。ヒュルルルル・・・・・「やばい!少佐、退避しましょう!」砲弾の音がいち早く耳に入ったセルゲイは、テントの垂れ幕をあげた。「うむ、とりあえずこのテントを離れよう!」「Yes,sir!!」爆発音が響いた。どうやら、可燃性のガスが入っていたタンクに当たったらしい。ほかにも、数多くの兵のテントなどが燃えている。「くっ・・・ロシア連邦の攻撃か・・ アーマード・ドールで迎撃せよ!!」轟音と共に、大空(そら)から鉄の塊が4つ落ちてきた。「げっ・・・ロシ連のADだ! 少佐、・・あの装甲車で逃げましょう!」「む・・だが、私は指揮を執らねばならん!!」「じゃあせめて一時撤退を!!」ロシア連邦のADが四機、アメリカのAD「AD-12D マスタングII」二機と戦闘を繰り広げている。性能ではマスタングII(通称:Mu2)の方がまさっているはずだが、四対二ではMu2の方が分が悪い。「・・・・わかった・・・。 本隊へ増援を要請するためにも・・・・一旦は退こう・・。」少佐が無線で全員に告げる。「総員、撤退の用意を整えよ。 火器や物資はなるだけ車に積み込め! 敵を振り切るぞ!!!」Mu2が一機、片腕を失った。もう戦闘の継続は不可能だと判断したのか、歩兵の盾になり、対空機銃や40mmサブマシンガンで砲弾を撃墜している。が、やはり取りこぼした砲弾が歩兵や物資を破壊し、殺戮する。たった一発の砲弾で、半径約10mの地面が消し飛ぶ。「・・・・じ、地獄だ・・・。」ジェイルが呟いた。「ああ・・・・コレは地獄だ。 第二次世界大戦をも超える、地獄だよ・・・、きっと」セルゲイが同意する。「っは・・・日記・・・燃え尽きた・・かな・・・・」「どうだか・・・ いってこいよ・・」「・・・OK。 まっててくれよ!?」ジェイルが飛び出した。そして、テントに転がり込み、一冊の日記帳と対戦車ライフルを一丁、弾丸の詰まった箱を持って駆け戻ってきた。「・・・無事だったッ! それと、対戦車ライフルも持ってきたぜっ!!?」皆、疲弊しているが、絶望はしていない。・・・家に帰りたいから。 家族に会いたいから。「・・よし。 マックス軍曹、狙撃だが・・・走行中の車の上からでも狙えるかね?」また爆音が鳴り響く。 無線から叫び声や呻き声、愛する人の名前や、家族の名前を呼ぶ声が聞こえる。「は、射撃だけなら成績は良かったので、大丈夫です!」「射撃だけかぁ?それ以外は?」「うっせえよ!!」セルゲイが「ジェイルは射撃以外はだめだめだな」と言う。 それに対し、「うるせえ!お前だって射撃ヘタクソじゃねーか!!!足もおせーしよ!!」と反論する。確かに、ジェイルは射撃以外は最低に近い。 体力と走力・射撃だけなら彼はすばらしいのだが。「やれやれ・・・。 まぁいい。その、上のハッチから乗り出して撃ってくれ。敵のADを。」「はっ・・。」ジェイルがハッチを開放し、上半身を乗り出して敵の・・鋼鉄の巨人を狙撃する。 一発目・・・敵ADの胸部ダクトの内部に弾丸が入り込み、命中。敵ADのコクピットが爆散する。そして、その操縦者を失ったADが、バランスを崩し、錆びた電波塔に倒れ掛かる。その衝撃と重みで、電波塔が崩壊した。「・・・命中っ・・」「ほぉ、すごいな・・・! ・・・っと、ロドリゲス准尉、車の運転を頼む。 私は無線で指揮を執る。」「は!!」・・・また、爆音が鳴り響いた。ここはデジニョフ岬・・ロシア最東端、激戦地の一つだ・・・。1987年、日本国が日本帝国と改名する。 それに伴い、日本帝国機械化技術研究所を設立。自衛隊を国防軍と改名し、国外への攻撃を可能とした外国攘夷軍が編成される。1989年、日本帝国機械化技術研究所(機術研)とアメリカ合衆国機械兵器開発局(米機局)が合同で、10mの人型ロボットを開発する。 作業用を「ワーク・ドール(WD)」、戦闘用を「アーマード・ドール(AD)」と名付ける。2000年、日本の日本帝国機械化技術研究所のアリマ博士が、エーテル理論を確立、翌年にエーテル粒子が発見される。 エーテル粒子によって、エネルギー問題が解決、AD・WDの稼動効率も上昇した。2001年、日本の機術研が、ADの小型化に成功する。およそ10mだったモノが、およそ7mにまでなった。 この、小型化されたADを「第二世代AD」とする。2007年、第三次世界大戦が始まる。 発端は、朝鮮帝国による日本帝国への奇襲。 これにより、朝鮮帝国は、外国攘夷軍による攻撃を受け、降伏、日本帝国の植民地となる。・・・そして、2008年───。厨二病小説の始まりなんです(><)将来黒歴史になる筈なんです(><)「2008年とかwwwwペキンでもいっとけwwwww」なんていわないでください><パラレルwwwパラレルwww たとえば、ブッシュも小泉も阿倍?もいないお!!!!(ぇどうせ死ぬキャラとか、名前しか出ないキャラは適当です。JJJとか。ジョニー・ジェン・ジュリーだっけ?なんか違う気がする・・・・ジョニー・ジャン・ジェリーか!!!!!!!!!セルはホントごめんなさい。挿絵とかやる気ないです。でも多分、今度、ノートに描いたヤツをスキャンします、多分。