私の中学受験私も一応中学受験をした。 小学校5年生の正月明け、 親に「受験勉強を始めるから」と宣言された。 正直言ってぶったまげた。 私は私立に行きたいなんて言ったこともなければ、 その時点で行きたいとも思っていなかった。 が、表だって拒否する気にはなれなかった。 そんなことでケンカするのも面倒だったし、 私立に行きたい理由もないが、行きたくない理由もない。 私立に通っている姉を見ていて、 はっきり言ってあこがれは無かった。 毎朝早く起きて、ラッシュの電車に乗って通学し、 帰りも遅いときは6時を過ぎる。 帰ってきた姉はグッタリと疲れていて、 端から見ていても大変そうだった。 学園祭にも行ったが「ふ~ん」って感じで、 「私もここに通いたい!」とは思わなかった。 私立に対して特に夢も希望もあこがれもないまま、 受験勉強はスタートした。 始めていきなりやっぱりやめておけば良かったと思った。 大好きだった習い事も辞めねばならなかった。 親は「受験が終わったらやればいいじゃない」と言ったが、 私は正直に言って辞めたくなかった。 でも、そこで「辞めたくない」と言い張って、 親の機嫌を損ねるのは面倒だった。 全くやる気のないまま始まった受験勉強。 辛かった。 ←前へ ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|