受験なんてしたくない!でも・・・私は中学受験に対してとにかく消極的だった。 「なんでこんなに勉強ばっかりしないといけないんだろう? こんなに勉強しないといけないのならば、 私立(国立)の中学なんかに行けなくていいよ・・・。」 と思いはしたのだが、親には本心を言えなかった。 親にしても「姉と同じようにしてあげないと可哀想だ。」 という思いがあったのだろう。 とにかく私の尻を叩きまくってくれた。 何で自分の気持ちを親に言えなかったんだろう?? やはり「親の期待に応えたい」という思いだったんだろう。 あるいは「出来ないと嫌われてしまう」と思ったのか。 実際親は出来の悪い私にため息を付いていた。 そして学校からのプレッシャー。 学校の先生誰もが姉のことを知っていた。 だから「その妹」として見られることへの重圧。 やる気がない、でもやらなければならない。 私の中ではすごい葛藤だった。 その当時私には気の休まる場所は週末のテストだけ。 私のことも、姉のことも誰も知らない中にいて とても安堵したのを覚えている。 テストの後塾講師による解答説明も、 学校の授業と違って面白かった。 やっぱり、私には塾が必要だったんだ・・・。 ←前へ ジャンル別一覧
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