テーマ:暮らしを楽しむ(383617)
カテゴリ:和
ある人が千利休に尋ねました。「どうか茶の湯の極意を教えて下さい」
千利休は答えます。 「夏はいかにも涼しいように、 冬はあたたかに、 炭は湯の沸くように、 茶は服のよきようにお客をもてなすことです」 ある人はまた言いました。 「そんなことは誰でもわかっているのですが・・・」 それを聞いた千利休は 「それが出来るのならば、私が客になってあなたのお弟子になりましょう」 と答えたそうです。 茶の湯の極意とは、 一見当たり前のように思えることを実行に移すのは大変至極な事だということです。 これらの逸話をもとにして、利休七則がお茶会におけるもてなしの要諦として伝えられています。 その七つあるうちのひとつに「花は野にある様」というのがあるのですが、 この一言の持つ意味が深く心に残っています。 これは自然というものの尊さ、大切さを教えている言葉だそうです。 花は、野原で勝手気ままに咲いているわけではなく、 花自身の自然に具わった力で咲いているもので、 そうした花というもののあり方を損なうことなく、 そのままを茶室に持ってきて飾ることの意義深さを利休は説いています。
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こんにちは^^
またまた利休に誘われてやってきました。 利休の「花は野にある様に」この心、大好きです。 実は私、生け花や飾り花があまり好きでないのです^_^;自然のままに咲いている野の花を切るなんてことが可哀相で(たとえ商業用に栽培している花でも)自宅に飾るということはしていません。 枯れていく様も忍びなくて。 お部屋にお花があるととっても癒されることはわかっているんですが^_^; 活けるのではあれば楚々とした感じが好きです。 ちょっと利休の心とはずれていますね(笑) 秋の夕暮れに利休のお話は心が和み、お勉強になります。茶の習いがあれば(花もないです)もっと優雅に過ごせそうです。 ekkoさんはお茶がお好きでしたよね! もしかしたら茶道されていましたか。 私は動作が粗忽なのでお茶と一緒に、お行儀もならいたいです☆ (2005年09月18日 16時43分55秒)
こんばんはヾ(@⌒▽⌒@)ノ
昨夜も千利休の花見のしつらえやってましたね 本当に素敵な感性で見習いたい事ばかりです 生活に取り入れたい気持ちを 忘れないようにしなきゃ・・・って思いました ありがとうございます♪((O(〃⌒∇⌒〃)O))♪ (2005年09月18日 22時19分18秒)
ricoさん
粗忽な私ですが、茶道を習っている期間はちょっとは立ち居振る舞いが優雅になったように感じました。 お花は季節を感じられるので好きです。 花一輪、葉っぱ一枚とっても、いちばん美しく見える向きがあるのですが、それらをひとつひとつ探し出しながら全体の調和がとれるように生けていく作業は、頭の中がからっぽになります。 お茶を点てる作法も、先生クラスになると、ひとつひとつの動作に無駄がなく、流れるように進むので、まるで舞っている様に見えるんです。 お茶をいただく、ただそれだけですが、心が澄んでいろんな感覚が研ぎ澄まされるような気がしました。 茶道や華道は、型や立ち居振る舞いも大事ですが、気持ちがとっても落ち着くような気がしました。 「道」がつくものは心が入ってはじめて身につくのかな・・・と思ったことがあります。 その道を究めておられる人の佇まいは独特で、雰囲気を感じました。 今は全然やってない私なので、元に戻ってしまいました。私の生活音はとってもうるさいです^^; (2005年09月19日 00時16分37秒)
*みあな*さん
こんばんは☆お月見なさいましたか? 関西は茶道や華道の本拠地という気がします。 季節感や古来の生活様式などが日常に無理なく根付いていると思いますし、環境や舞台がいいのでうらやましい限りです。 日本独特の美意識も高いだろうな~とも思います。 関西の友人などをみても、いつも感心しますもの。 特に京都などは職人さんが多いので、自然と目が肥えてしまいますよね。 意識がとても高いので見習わなければと思っています。 (2005年09月19日 00時24分44秒)
ekko1992さん
o(*^▽^*)oあはっ♪散々「お月様」を理由に騒いでました・・・たぶん「月のうさぎ」(セーラームーン?)は嫌がってたと思います(笑) (2005年09月19日 17時46分11秒)
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