カテゴリ:仕事しごとシゴト
きつかった~。
ゴタゴタした月でしたが、 無事に校了しました。 急ぎすぎてクオリティがちょっと心配ですが、 いまさら変更はきかないので ドキドキしながら製本を待ってるハルキチでございます。 それにしても眠い。 さて、民事再生法の話です。 ちょっと忘れかけてますが、 なんとなく進めていきます。 さて、外注さんの報酬を踏み倒し、 会社は再生の方針をとりました。 しかし、いかんせん、資産5~6億円に対し、 負債は約60億。 かなり厳しいです。 そんな状況ですから制作費も抑え気味になり、 何をするにも「稟議書」が必要になりました。 おまけに、報酬を踏み倒された外注さんは、 報酬を払ってくれるまで仕事はしない、と言ってきます。 ま、当たり前っちゃ~当たり前ですね。 借金を返すために稼がにゃ~ならん。 でも、売れる本を作る環境にない。 さらに加えれば、 本を作るときに必要な紙代も、 掛け金で買えないので、 いつもニコニコ現金払い。 資産繰りに詰まれば、今度は再生の余地なく一気に倒産。 つか、そんなんじゃ裁判所が再生の申請を通さないですね。 かなり厳しいですね。 前回でも話しましたが、 倒産しそうな出版社の本は、 書店が店頭に並べたくないんです。 これでは利益を出してる本も痩せ細くなってしまいます。 あ~信用がなくなるってこういうことなんだな・・・ 倒産するってこういうことなんだな・・・ つくづく実感しました。 こんな環境で仕事をしてるなか、 ついにとある噂が流れてきました。 それは版権の売却と、 それにともなう編集部の売却。 簡単に言うと、買いたいっていう出版社に対して、 雑誌を身売りするってことです。 これはつまり、 出版社が収入を得る唯一の手段を手放すと言うこと。 再建を諦めたということです。 編集部員にしてみれば、 売れてる雑誌はどこか買い取ってくれる所があるからいいでしょうが、 売れてない雑誌はポイっと捨てられてしまうことです。 こうした戦々恐々とした環境の中で、 私たちは仕事をしていました。 また次回に続きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.27 11:05:26
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