ブルームーンのヨット日記

2005/05/26(木)17:17

【危険度、アクシデント、指示】:画像付

体験乗船を希望する方へ(11)

【危険度】  クルージングの危険度は計画したコースではなく、運航中の天候に大きく左右されます。  クルー作業をしなければ、跳びもしなければ走りもしない、それどころか歩くこともほとんどしないでしょうから、汗もかかないくらいです。  しかしそれも天気が良い時の話し。風が吹き波が立ち始めたら、状況は一変します。  東京湾内はあまり高い波は立ちません。せいぜい1~2メートルです。しかし初心者が4メートルの波にもまれたら、一生船には乗りたくないと思うような体験になるかも知れません。  そういう天気が予想され、行きたくないと思ったときには自由にキャンセルしてくださって結構です。  天気予報を見るときの目安は、東京湾の波の高さが3メートルを超えたら、あるいは風速が10メートルを超えたら、チャレンジクルーズになると思ってください。  フォールウェザーギア(荒天装備)が無ければ、濡れ鼠になって転がることになります。もっとも、船自体は、全く問題はありませんが。  逆に波の高さ0.5メートル、風速3メートルくらいだと、楽しいピクニック気分でいられるでしょう。  難しいのは、これがあらかじめ分からないことです。だから、準備は万端に。  初めての人は beginner と書かれたコースが良いでしょう。  突然の天候の急変にも耐えられるように、港からはあまり離れません。  数回参加して船になれてきて、荒天用グッズ(強力雨合羽など)なども揃ってきたら、経験者向けと書かれたコースに参加することが出来るようになります。  このコースは目標港を決めてそこに出かけるようなクルーズとなります。  いずれにしろ、天候は急変する可能性があることを十分に理解した上で、ご参加下さい。 【アクシデント】  天気図を読み観天望気に励んでも、海の上は何が起きるか分かりません。  波が荒れる、風が荒れる、何か船にトラブルが起きる、予定の時間に帰り着けない、その日の内に帰り着けない、帰港時間が早まる、出港しない、全身ずぶぬれになる、船酔いを起こすこんなことが無いとは言えません。  参加を希望する人は、このようなコンディションでも明るく朗らかに(^_^)。狭い船の上。一人の不機嫌はすぐに全員に広がってしまいますから。 【指示】  山登りなどと違って、船の場合にはリーダーである船長に行動の責任がかかります。そのため乗船中に皆さんに「右に行って」とか「左に行って」、あるいは「キャビンの中に入って」などと指示を出すことがあります。  これは船の安全な運行に必要な指示ですので、船長命令だと思って従ってください。

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