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カテゴリ:グルメ Gourmet
先週55歳の誕生日を迎えました。我が家ではこういったプチ・ハレの日には寿司を取るのが定番でしたが、最近は浅草今半の2段重ねすき焼き弁当も仲間入りしています。たまたま仕事帰りに上野駅の駅ナカを歩いていて見つけ、ためしに買ったところはまってしまいました。
光風霽月さん「続・老舗の味をお弁当で♪♪♪ /(=^_^)\ :浅草 今半 上野駅エキュート店」より 味付けは甘すぎず、濃すぎず、さすが料亭の味を感じさせ、ボリュームもたっぷりです。すき焼きはそんなに好きではないですが、自然に箸が進みます。圧巻はすき焼きのたれがよくしみこんだ味付玉子で、これを食べるためにこのすき焼き弁当を買っていると言ってもよく、この重ねすき焼き弁当において牛肉は単に味付玉子のだしをとるための脇役に過ぎないと言っても過言ではありません。是非チャレンジしてみてください。 ちなみに人形町今半のすきやき弁当はなぜか温泉玉子みたいで微妙な違いがありますね。 人形町今半:折詰 すき焼弁当 浅草今半のすき焼きといえば思い出すのが、大林監督の「異人たちとの夏」。主人公の小学生の頃両親を交通事故で亡くし、作家となり、結婚するもうまく行かず離婚して中途半端な生活を送る風間杜夫さんと、片岡鶴太郎さん、秋吉久美子さんの演じる両親との浅草今半でのすき焼きを食べながらの会話を自分の人生に重ね合わせて、二十年以上前にはじめて見たときはいたく共感し、衝撃すら感じ、これは自分のために作られた映画なんだと思いました。今でもたまにDVDを手元に置いて見ています。 国際通りの今半は何度か行きましたがあんな部屋は無かったし、長年、あのロケはどこでやったんだろうと疑問に思ってましたが、そのままにしてました。今日ネットで調べたら仲見世の1本脇に入った浅草今半別館だったんですね。すき焼きがそんなに好きじゃないんでノーマークでした。 いつか冬に訪れてみたいと思います、すき焼きはそんなに好きじゃないですが。 映画「異人たちとの夏」浅草ロケ地めぐり 後篇:「映画“転校生 さよならあなた”日記」より 2020.4.12.追記 リンク切れにより差し替え。 2015.12.18追記 YouTube:水野晴郎 解説 " 異人たちとの夏 " 水野さんと大林監督の対談が良かったです。この映画を見て久しぶりに両親のお墓参りに行きました、という声を聞いて、映画が面白かったと言われるよりもずっとうれしかったとの大林監督のお話が印象的でした。 浅草今半の玄関です。由緒あるお店の歴史を感じさせます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.12 10:56:12
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