秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

2022/04/06(水)09:02

明日の記憶(2005)~若年性アルツハイマーの物語 :渡辺謙、樋口可南子、大滝秀治

映画 Cinema(230)

2021.9.9内容の追加 2022.4.6リンク切れの差し替え、内容の追加。 若年性認知症有病率という統計があります。18-64歳の方の人口10万人当たり有病率は47.6、平たく言うと平成27年お年玉はがきの2等(ふるさと小包など)が当たる確率が1万本に1本なので、有病率はその5倍。55-59歳の有病率は115.1、60-64歳は189.3と更に跳ね上がります。決して他人事では無い数字です。ちなみに若年性認知症のうち1/4は若年性アルツハイマーに起因します。  若年性認知症の実態等に関する調査結果の概要及び厚生労働省の若年性認知症対策について:「厚生労働省」サイトより この映画は働き盛りの49歳で若年性アルツハイマーにかかった主人公の物語です。映画を通じて病気の初期症状、診断方法、病状、緩やかにしかし確実に進行する生活の変化が残酷なまでに分かるようにできています。 50歳以上の方はできれば夫婦で、パートナーとご覧になると少し明日からの生活に変化が生まれるかもしれません。 主人公の渡辺謙さんを献身的に支える樋口可南子さんの生き方がとても素晴らしく描かれていました。自分が難病や要介護状態になったとき、見捨てないで一緒に生きてくれるパートナーがいる幸福はお金に換えがたいものがあると感じました。そういう人を見つけるにはどうしたらよいか、自分なりの答えとしては、連れ合う相手は自分を映す鏡だと思うので、自分がそういう人になればいいんだと思います。 原田美枝子さんと並び、樋口可南子さんは美しく歳を重ねた女優さんだと思います。 ちなみに病気を原因とする離婚はそんなに多くないんですね。 離婚原因と離婚後の問題点:「平成13年度 国民生活白書- 内閣府」より 「やずや、やずや・・・」とCMでつぶやくような枯れた魅力を感じさせた「あなたへ」の大滝秀治さんと違い、「明日の記憶」では生への執念を感じさせる動的な魅力を感じます。 YouTube: 明日の記憶(プレビュー) 最近、顔を見ても名前がなかなか思い出せないとか気になる方は下記をチェックすると良いかもです。 物忘れが気になりだしたらご用心! 物忘れ外来では何をする?:日経トレンディネットから

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