秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

Kindle Unlimited 読み放題に三浦綾子さんの本が結構たくさん出ていたので40年ぶりに読みました。あの頃は乱読で読んだ本の数を増やすのが楽しみで社会人になるまで本棚２つとみかん箱10箱くらいあったでしょうか。

塩狩峠も衝撃的なラストに感動したもののストーリーはあらかた忘れてしまいましたが、なぜか最後の1文だけはうっすら覚えていました。すっとストーリーに入っていける三浦さんの語り口は当時のままです。今回読み返して、主人公の生い立ちから入信までの経緯を見ると、主人公が後に行動を起こす理由があらためてはっきりわかります。以前ご紹介した世界三大宗教で、宗教学者の島田裕巳先生が指摘されていた「日本では一時１つの文学ジャンルを形成していたキリスト教文学が消滅しつある」中での傑作のひとつと思いますので一読をオススメします。

ところで以前、釈徹宗さん、大平光代さんの対談でひろさちやさんの引用で、仏様に自分はどうなってもいから願い事をかなえてというのはだめという箇所が気になっていて、仏教やキリスト教の自己犠牲に対する扱いはどうなっているか調べました。まだもう少し勉強してから結論を出したほうがよさそうです。
■参考リンク
犠牲的精神って、キリスト教の十八番なんですか？

アンパンマンの魅力

当時本を読んだ後、映画化されていることを知り、ぴあの名画座欄とか注意してみていましたが、とうとうみつからずいつの間にか忘れていました。

今回あらためて探したらＤＶＤ化されていて楽天ブックスで購入。主演女優は佐藤オリエさんです。男はつらいよのマドンナ役で一番親しみやすい感じで好きな女優さんです。しばらくお目にかかりませんが、Wikipediaを見ると昨年舞台に出演されているとのこと。いつまでもお元気でご活躍いただきたいです。



三浦綾子 電子全集　塩狩峠 改版 , Kindle版 三浦綾子 (著)

主人公は幼馴染である親友の妹に意識せず恋心を抱きます。


主人公は幼馴染である親友に北海道で再会。


優秀な主人公は上司から娘を嫁にと勧められます。
近藤洋介さんが出ていた近藤建設株式会社のＣＭを思い出しました。安直なＣＭでしたが、子供なので結構ウケていました。


主人公は結核でカリエスの親友の妹を励まします。


40年以上前の映画なのに野村昭子さんは、数年前に見た渡る世間は鬼ばかりとほとんど変わりません。


滝田裕介さんが出ると画面が引き締まります。