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テーマ:経済(1457)
カテゴリ:ナンチャッテ経済学・ファイナンス
8月初めの暴落で一時は9%近い評価損だった積み立てNISAの傷も少しずつ癒されていますが9月以降どうなっていくんでしょうか。とりあえず半導体をはずし世界債券、金を増やしてその他日経平均、TOPIX、新興国株式は変更なし、S&P、NAS100を減らしてみました。
最近の急激な円高を目にすると、もう少し国内株の比率を高めた方がいいかなと思いました、しかし豊島先生の大地震の記事を読むと、昔と違って大地震では円安に動きやすいそうです。また国内への投資にリスクを感じる投資家は海外に投資する傾向にあるそうです。実際1月の能登半島地震の際は、積立NISAの海外投資もあり、円安へ大きく動くトレンドを作ったように思います。もう少し海外中心のポートフォリオが主流な印象を受けます。 ■参考リンク 巨大地震に注意、NISA組の対応は? 円回避の動きは?豊島逸夫の金のつぶやき2024年8月9日 10:47日本経済新聞 南海トラフ地震に関するニュースはNY市場でも報道され、日本株を保有している投資家に限らず、日本への投資は回避すべきか、との議論が早くも持ち上がっている。国内でも、NISA(少額投資非課税制度)組からは、「やはり、オルカンですかね」というような質問が寄せられている。 仮に、南海トラフ注意地域で、再びマグニチュード7クラスの地震が起きれば、一気に、投資への影響も現実味を帯びよう。 まず、最も可能性が高いシナリオは「円回避=円安」だ。日本人による「海外への資産移転」の動きも加速するであろう。東日本大震災のときは、日本企業が海外に投資していた資金の本国への引き揚げ(リパトリ)が起こったが、今回は、円安全通貨神話が崩壊しているので、円資産を海外で運用する傾向が強まろう。海外企業で日本に生産拠点を置くことのリスクも議論の対象となろう。日本企業の生産拠点分散化も加速しそうだ。 NISA組も、外貨建て資産の運用配分を増やす傾向が強まろう。今後20〜30年を見据えての資産運用ゆえ、同期間に巨大地震の可能性が高まることへの対応は不可避である。 外為市場においては、投機筋が、殊更に地震リスクを強調して、円売りポジションを増やす動きが懸念される。 株式市場では、おりから日本株リセットの動きが顕在化しており、更に、拍車がかかることが心配だ。特に、影響が20年、30年にわたる長期運用の年金基金の日本株離れに及ぶと、歴史的価格変動が「中小新興国並み」と酷評されていることもあり、事態は深刻になる。 地震リスクには強そうに思える金への投資にも注意が必要だ。金の現物を日本国内に保管することのリスクが懸念され、ロンドンやNYに金を保管して、その保管証のように発行される金上場投資信託(ETF)が選好されそうである。 まずは、なんといっても人命最優先だが、投資の世界では、中長期的な視点で、地震リスクヘッジについて、今後、議論が深まっていくことになろう。 大地震とドル円相場 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.16 05:40:04
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