|
テーマ:気になるテレビ番組(2957)
今回の新プロジェクトXは姫路城の平成の大修理です。姫路城の修理は以前プロジェクトXで観ましたが、今回のは大天守の白漆喰の塗り替え・瓦の葺き替え・耐震補強が中心だそうです。
前回のときは漆喰の白さに気づきませんでしたが、今回のを見て、一度訪れたくなりました。昭和の大修理から50年でまた修理と、お城のメンテナンスは結構大変だなと思いました。 漆喰の塗り方には独特な技法があるそうで、今回の工事会社はそれがわかわず、大修理工事入札に敗れた、日常の漆喰メンテナンス工事をする会社におしえてもらったそうです。自分だったら営業秘密をおしえたら日常メンテナンスの工事も奪われるのを恐れて教えたくないですが、よく決断したと感心しました。こういう特殊な技術を必要とする工事を依頼するときは、日常メンテナンスの会社を行う会社に優先発注したほうが良いと思いました。 工事の様子の動画です。結構興味深いですが、黄色い服の女性についつい目を奪われがちになります。 ■参考リンク ![]() 2025.2.8NHK新プロジェクトX:新プロジェクトX 白鷺城はよみがえった ~世界遺産・姫路城 平成の大修理~ 400年前の姿を守り続け、日本初の世界遺産に登録された国宝・姫路城。壁や屋根の瓦すべてに白い漆喰(しっくい)が塗られた美しい姿から「白鷺(しらさぎ)城」と呼ばれるが、豪雨や台風で傷み、見る影もなくなった。2009年、大天守をよみがえらせるために始まったのが「平成の大修理」。1万4千人の職人たちが集まり、日本の宝を守り伝えるため、思いをひとつにした。伝統の技と心をつなげてゆく職人たちの絆の物語。 5/3NHKプロジェクトX:新たなる伝説、世界へ 白鷺舞え - 空前の解体工事姫路城・定年前の大仕事 Wikipedia:姫路城 平成の修理 工事正式名称は「国宝姫路城大天守保存修理工事」で工事期間は2009年6月27日着工から2015年3月18日竣工。事業費は28億円(素屋根工事費 12億6千万円、補修工事費 15億4千万円)と見積もられている[190]。施工は鹿島建設・神崎組・立建設JV。「昭和の大修理」により「50年は保つ」と言われていたが、大修理から45年が経過した時点で予想以上に漆喰や木材の劣化が進んでいたため、大天守の白漆喰の塗り替え・瓦の葺き替え・耐震補強を重点とした補修工事が進められている[191]。漆喰はカビが原因で黒ずみが発生するため防カビ強化剤が塗布された[192][193]。天守台入り口付近・上山里下段・清水門・車門・内京口門各所の石垣修復には竜山石が使われた[194]。 2009年(平成21年)4月6日から保存修理を目的にした「平成の「姥が石」愛城募金」が行われた[195]。 素屋根工事 - 大天守を覆う工事作業用の8階建物の建設と解体工事。素屋根を設置する場所も史跡内であるため杭を打ち込むなどの工事は出来ず、自重で固定・建っていた。また木造建築がある史跡内では、火気使用が禁止され溶接ではなくボルト締めで組み立てられていた[196][197]。資材搬入や作業用足場、見学部屋などを設置していた。 屋根修理 - 瓦の全面葺き直し。瓦は検査をした上で使える物は再利用し、再利用ができない分は新しい瓦に取り替えられた。平瓦は全てステンレス鋼製釘で、丸瓦は3枚に1枚を銅線で瓦留めをして目地漆喰を塗り直された。 壁面修理 - 1-4層は、表面の漆喰を塗り直し、軒揚・破風・懸魚は傷み具合によって上塗りまたは下地から修理。5層は下地の土壁から塗り直す全面修理。破風下の窓には鳩避けのピアノ線が張られた[198]。 構造補強 - 柱・床に最小限度の耐震補強工事。 昭和の大修理のような大規模解体修理ではないため、工期中も工事や安全に支障がない範囲で大天守内部と周辺の公開は続けられていた。大天守を覆う素屋根は徐々に設置・解体されるために工事の進み具合で見え方は異なった。2010年(平成22年)春頃までは大天守の外観を見ることができたが、2011年(平成23年)春頃からは大天守からの展望や外観の展望が完全に望めなくなっていた。また大修理のことを知らずに当地を訪問し、現地で大天守に登ることができないことを知り落胆する外国人観光客が後を絶たないとも報じられた[199]。素屋根の撤去が進んだ2014年(平成26年)5月初旬には大天守の姿が見え始め、6月中旬にはほぼ全容を現した[200][201][202]。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.10 10:19:41
[TVラジオ番組 television & radio programs] カテゴリの最新記事
|