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2023.02.01
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Chet Baker & Paul Blay / Diane

デュオを避けてきた。
その価値観を完璧に覆してくれた一枚。
枯れてなお染み透るチャットのペットをしみじみ聴く・・・まさにしみじみと。
落日の感傷と、「夕べに死すとも可なり」の言葉が重なってきて、急激に年老いたような、或いは日常の煩わしいことから開放された安堵感に共鳴する。
ポール・ブレイは、かなりチェットよりに合わせているけれど、存在感が薄くなるようなことはない。
透明感のあるピアニズム。充分な存在感を示している。
CD化でLittle Girl Blueが追加収録されているが、これが儲けもの。
ジャケットはLPレコードの方が所有感を満足させるが、CDの追加分は捨てがたい。

Chet Baker-tp, Paul Blay-p
1985
SteepleChase


Sweet Jazz Trio / Very Swedish

ジャズって何かこわくてわかんなーい!なんて女の子とラブリーな時を過ごすには最適・・・かも。
大人しめで親しみやすくて、懐かしい気分にさせてくれる。
照明を落として気分だす、なんてシュチュエーション・・・これで彼女を落とせるぜ、イェイ!
スウェーデンのトラディッショナルな曲満載。
まさにスウィートなトリオ演奏。

Hans Backenroth -b, Lasse Tornqvist-cor, Mats Larsson-g
2001
Arietta Discs

Bill Evans/ Explorations
180gの重量盤を買ってみた。
安定感はあるけれど、スコット・ラファロのベースの重低音でスピーカーがびりつく。
低音を逃がすのに苦労する。
以前ポール・モチアンの存在の方が大きいなんて書いた。何を言っているのだ。断然ラファロの方が大きい。
だから私の言うことなど真にうけない方がいい。
要は聴くきっかけを作っているだけだ。
自分の耳で確かめるしかない。

BILL EVANS-p SCTT LA FARO-b PAUL MOTIAN-ds
Feb 2 1961
Riverside

Berndt Egerbladh / A Boy Full Of Thoughts

ビル・エヴァンスのExplorationsにある愛らしいThe Boy Nex Doorの連想から聴いてみた。
エヴァンス・ライクではあるけれど、重々しいやや荒いタッチだが力強い。
スウェーデンの民謡にはいいものがあることを改めて感じさせるThe Blue Roadがいい。

Berndt Egerbladh-p, Bjorn Alke-b, Sten Oberg ds
1988
澤野工房

Wes Montgomery/Movin' Along

オリジナルジャケットじゃないけれど、悪くない。
Riversideのウエスはやっぱりいいなと納得させる一枚。
A Double Does Of Soulで聴いたジェイムズ・クレイのフルートが生きている。
サム・ジョーンズとルイス・ヘイスのワッセワッセという機関車みたいなリズムが、ウエス、クレイのグルーヴ感を際立たせている。

Wes Montgomery-g、James Clay-fl,ts, victor Feldman-p, Sam Jones-b, Louis Hayes-ds
1960
Riverside








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最終更新日  2023.02.11 04:35:59
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