うちの猫は典型的な居候である。まったくの約立たずである。
まったく何にも手伝わないし。
その1
私はいそがしいので家の中で走り回ることがよくある。
「時間までに出発しないと!」
家から私がいなくなることをうちの猫はすぐに察知する。そして私が歩くすぐ前を歩くのだ。それもトロトロと。
「ジャマだ!時間がない!そこを退け!」
それなのに足にまとわりつこうとする。猫を踏むとかわいそうなので、歩くにも神経を使う。それに猫はトロトロと歩くのでとてもうっとおしい。
「ジャマだ!そこを退け!」
そう言っても向こうに行かない。
猫「フニャアアアアアア~~~~!!」
間違って猫の手足を踏んでしまい、猫が叫び声を上げる。だから言ったのに!
「向こうに行ってろ」って!
もーーーー!
それでも向こうに行かない。
その2
猫は鳴く。「ニャーーオ!ニャーーオ!」と。
最近、私の部屋のドアの前でよく鳴く。
どうやらそれは「私の部屋の中で、私のすぐ横で寝たいので、部屋に入れて」と言って鳴いているらしい。
今、小説書いてるから。ジャマされるとイヤだから。だから部屋の外でガマンしなさい。
猫「ニャーーオ!ニャーーオ!」
入れてもどうせ寝るだけじゃん。
猫「ニャーーオ!ニャーーオ!」
気が散るなあ。
猫「ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!ニャーーオ!」
あーーー!もう!
そして部屋の中に入れるとすぐに爆睡が始まる。
それはまるで猫とは思えない安心しきったかっこうで寝る。
「猫は用心深い」
「危険を察知する」
「猫は機敏」
とかそういうイメージが猫にはあるのだが……、少なくともノラ猫はそうである。
なのにうちの猫ときたら「爆睡するのみ」である。
猫「ぐうぐうぐう……、」
いらない!もうこんな猫はいらなーーーーい!(笑)
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Last updated
2015/06/21 03:37:37 PM
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