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テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:TVオンエアで観た映画
原題は「STANLEY&IRIS」。
何となくタイトルに惹かれて深夜映画を録画しておきました。 1989年の作品で、日本では1990年に公開されています。 監督は「ボクサー」「コンラック先生」などのマーチン・リット。 ジェーン・フォンダとロバート・デ・ニーロが共演しています。 ≪ストーリー≫ アイリスは、夫には病気で先立たれ、2人の子どもを抱え、 仕事をなくした妹夫婦も居候して、生活に追われる毎日。 ある日、給料の入ったバッグをひったくられ、犯人ともみ合いになり、 偶然、見かけたスタンリーはアイリスを助けますが犯人には逃げられます。 そんな出来事がきっかけになって、知り合いになった2人は、 お互いに好意を感じながら、それぞれに問題をいろいろ抱え また、若くないこともあってか友人としての情を深めていくだけで精一杯。 実は、スタンリーは父親が行商をしていたために、学校もまともに通えず、 文字の読み書きどころか自分の名前も書けない文盲でした。 そのせいで、仕事はできるのにクビになったり、 靴屋さんで受け取りのサインを求められても、 そのことが言えなくてトラブルになったり・・・。 そして、父の死をきっかけに、アイリスに読み書きを教えてほしいと 勇気を出して打ち明け、図書館やアイリスの家での勉強が始まり、 友情が愛情へと徐々に変わっていくのでした・・・。 この作品が初共演のオスカー受賞者の大ベテランの2人ですが、 劇場向けというよりは、TV映画作品っぽいくらい地味なストーリー展開でした。 ただ、間合いと言うのか、セリフのない部分に観ていて安心感があります。 どこといって大きな盛り上がりはないのですが、その普通っぽさがいい・・・。 工場でケーキを作っている仲間とのおばさん同士の井戸端会議のような会話や、 些細なことから、思ってもいないことを言ってケンカになったり、 娘が反抗的な態度をとったり、「愛されたいのよ」と叫んだり・・・。 スタンリーがアイリスの息子を連れて、公園を歩きながら 樹の名前や由来、その樹がどう変化していくかなどを語るシーンが 文盲のスタンリーという設定だけに、何とも言えず良かったです。 そして、ネタバレになってしまいますが、スタンリーの最後のセリフが印象的です。 「Anything is possible.」 それにしても、やはり映画は字幕がいいですね。 声優さんで好きな方、尊敬している方もたくさんいますが、 やはり、声のトーンや話し方も含めて、一人の役者さんとして観ていたいので そうなると、やはり字幕がベターということに・・・。 もちろん、それ以上に英語をはじめとする外国語に精通していれば 言うことなしということになりますが・・・。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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