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テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:TVオンエアで観た映画
逃走中の凶悪犯に脅されて、ボートでの激流下りをする一家の危難を描いた
ちょっぴりサスペンスのテイストの入ったアクション・アドベンチャーものです。 ほぼ全編、本物の川でのロケーションによって撮影されているということで、 オールでコントロールしながらゴムボートで急流を川下りをする、 ダイナミックなシーンをはじめとする全編にあふれる自然描写は必見です。 ≪ストーリー≫ ボストンに住むゲイルは、息子ロークの誕生日のお祝いを故郷で過ごすことにした。 一緒に行くはずの建築家の夫トムは、またしても仕事のため行けなくなった。 いつも仕事ばかりで家庭を省みないトムにゲイルの心は冷え、離婚を考えていた。 故郷で出迎えてくれたゲイルの両親に、幼い娘ウィラを預けて、 2人は川下りの出発点で準備にかかり、登録所で親切な青年ウェイドと出会う。 仕事を持って駆けつけたトムも到着したが、反発しているロークは喜ばなかった。 以前、急流下りのガイドをしていたゲイルのリードで、愛犬マギーも加わって 家族でのブライダル・クリークへの川下りが始まった。 ウェイドもテリーとガイドのフランクと一緒に下り始めていた。 翌日、途中の岸でフランクに逃げられ困っているウェイドとテリーに会い、 ゲイルが案内を引き受けることにした。 途中、泳げないウェイドが川に落ち、助ける時にしがみつくウェイドを離すために トムが殴ったことを、助けた礼を言いながらも根に持っていた。 やがて、ウェイドは凶暴な正体を現し始め、実は牛の競売場から売上金を強奪した犯人で 仲間だったフランクは、怪我をしていたため途中でウェイドに殺されていた。 ウェイドは銃でゲイルたちを脅し、ロークを人質にブライダル・クリークの先まで ボートで連れて行くことをゲイルに強要したのだった。 しかし、そのためには、いくつかの川が合流していて危険なため通行が禁止されている、 落差2km、幅90mの“ガントレット”と呼ばれる大激流を通らなければならなかった。 若い時、幸運にも“ガントレット”を渡ることに成功した経験を持つゲイルだったが、 今は自信が持てず、しかし家族の命を守るために承諾したのだったが・・・。 原題は“The River Wild”で1994年の作品です。 監督は「L.A.コンフィデンシャル」「8Mile」のカーティス・ハンソン。 サミュエル・フラーの「ホワイト・ドッグ」などの脚本家としてのキャリアを経て、 「窓 ベッドルームの女」「ゆりかごを揺らす手」などのサスペンスものを手掛けました。 脚本は本作がデビューとなったデニス・オニールです。 フライフィッシング愛好家だそうで、雑誌に発表したノンフィクションを基に脚色しています。 音楽は数えきれないほどの映画音楽を手掛けている、名匠ジェリー・ゴールドスミスです。 主演のゲイルには、2度のオスカーに輝くメリル・ストリープ。 ウェイドには、悪役がやたら多くなってしまったケビン・ベーコン、 夫のトムにデイヴィッド・ストラザーン、 息子のロークには「ジュラシック・パーク」の子役ジョセフ・マゼロ、 そして、テリーにはジョン・C・ライリーが扮しています。 受賞は逃していますが、1994年のゴールデン・グローブ賞のドラマ部門で 女優賞にメリル・ストリープ、助演男優賞にケビン・ベーコンはノミネートされました。 メリル・ストリープは、撮影に入る前に筋力トレーニングで体重を増やし、 オリンピックの代表選手からボートのコントロール方法を学び、 そして、なんと川下りの場面の9割を自らこなしたそうです。 オープニングで細長いボート(カヌー?)を静かに漕ぐ姿がとてもきれいでした。 そして、中盤からの急流、ラストの激流へと迫力あるシーンでは メリル・ストリープだけではなく、ケビン・ベーコンもジョン・C・ライリーも 本当に“生身”で挑戦しているのがわかります。本当にスゴイです! かなり前に、同じくTVでオンエアされたのを観たことがあるのですが、 大きな映画館のスクリーンで観たかったなあと今回もつくづく思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2004 02:08:53 AM
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