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テーマ:最近観た映画。(40091)
カテゴリ:劇場で観た映画
“わたしは正しいのか?
1972年のオリンピックで11人のアスリートが殺された。 深い哀しみの中、政府がくだした決断は≪報復≫ ―――” ストーリーは実際に事件に関わった人々のコメントに基づいて創られ、 原作は、暗殺部隊の元メンバーの告白を基にしたノンフィクション、 「標的(ターゲット)は11人/モサド暗殺チームの記録」です。 原題は、“MUNICH(ミュンヘン)”。 ≪ストーリー≫ ミュンヘン・オリンピック開催中の1972年9月5日。 パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー(黒い九月)”により、 イスラエル選手団が襲撃され、11名が殺害される事件が起こった。 激怒したイスラエルのメイア首相の是認により、犯人追跡のため、 機密情報機関“モサド”から暗殺チームを編成し報復を企てる。 リーダーに任命されたのは人を殺したことなどないアヴナー。 アヴナーは妊娠7ヶ月の妻を残して、4人の仲間と合流するため、 愛国心と哀しみを胸にヨーロッパへと旅立った。 そして、アラブのテロリスト11人を、 1人、また1人と冷酷な方法で消して行く。 指示を受けるがままに任務を遂行していくが、 それは同時に、見えない恐怖と狂気の中を彷徨うことに・・・。 監督・製作はスティーヴン・スピルバーグ、 製作はキャスリーン・ケネティ、バリー・メンデル、コリン・ウィルソン、 脚本はピュリツァー賞を受賞しているトニー・クシュナーと、 「フォレスト・ガンプ/一期一会」「アポロ13」などのエリック・ロス、 撮影は「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」「宇宙戦争」 「マイノリティ・リポート」「ターミナル」などのヤヌス・カミンスキー、 プロダクションデザインは「宇宙戦争」のリック・カーター、 衣裳デザインも「宇宙戦争」のジョアンナ・ジョンストン、 編集は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「宇宙戦争」のマイケル・カーン、 音楽は巨匠ジョン・ウィリアムズと、スピルバーグ組が総結集しています。 キャストは、アヴナーにエリック・バナ、上司のエフライムにジェフリー・ラッシュ、 アヴナーの仲間にダニエル・クレイグ、マチュー・カソヴィッツ、ハンス・ジシュラー、 キアラン・ハインズ、他にギラ・アルマゴール、イヴァン・アタル、 マリ=ジョゼ・クローズ、マイケル・ロンズデール、マチュー・アマルリック、 モーリッツ・ブライブドロイ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、 メーレト・ベッカー、リン・コーエンなど。 2月4日から全国でロードショー公開されましたが、 仕事帰りに、ちょうどいい時間にレイトショーがあったので ちょっとローカルなところのシネコンだったのですが あまり混んでいなかったので観に行くことにしました。 ミュンヘン・オリンピックは34年前の1972年に開催されました。 今作では襲撃事件そのものよりも、事件以後、11人のパレスチナ人ゲリラを 暗殺することを命じられたイスラエル特殊部隊“モサド”を中心に描かれています。 史実を基に描かれた映像は、言葉で表現できないほどショッキングでした。 “モサド”がパレスチナゲリラのメンバーを暗殺するところよりも、 ところどころにフラッシュバックされるように挟まれていた、 イスラエル選手たちが襲撃され、混乱の中で殺されてしまうシーンは 胸が締めつけられるような痛みに襲われました。 誰が正しいのか、何が正しいのか、平和とは何なのか、 いつ争いは終わるのか、どうしたら争いを止めることができるのか・・・。 いろいろなことを投げかけ、考えさせられる作品だと思います。 164分という長さをまったく感じさせない作品でした。 スクリーンに最後に映ったニューヨークの景色にツインタワーが・・・。 「ミュンヘン」 オフィシャルサイト 〔追記〕 本編とは関係ありませんが、映画館で大いびきの爆睡は止めて欲しいです。 しかも、映画が始まってすぐに始まりました。 スースーと“寝息”程度ならまだガマンもできましたが、 映画館中に響くほどのものすごい“大いびき”で、 途中、お連れの方に起こされたのか、何度か止まる時もありましたが いいシーンを、その大いびきに何度ジャマされたことか・・・。 甘いポップコーンやホットドックの美味しそうな匂いはまだいいとして、 こういうのって本当に迷惑です。(怒!) 観るつもりがないなら、出て行って欲しかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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