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テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:劇場で観た映画
ニューヨークを舞台に、さまざまな“愛”をテーマに描かれた10編のストーリーを、
世界各国の監督10人+繋ぎの監督1人によりオムニバス形式で描かれた作品です。 “出会いは最高の‘贈り物’ ~NYの街角から生まれるさまざまな形の「愛」の物語。~” 原題はそのまま、“NEW YORK,I LOVE YOU”。 ≪ストーリー概要≫ 女性の心を盗もうとするスリの青年、死を前にミューズを追い求める老画家、 文化の壁を乗り越えたロマンス、ホテルのボーイと元オペラ歌手の時空を超えた再会、 プロムの夜に車椅子の女性を伴う青年、一夜の情事のはずが永遠の愛に変わる男女、 長年連れ添った老夫婦の深い絆で結ばれた愛など、大勢の人たちが行き交い、 活気に満ち、眠らない街ニューヨークを舞台にさまざまな愛が描かれています。 ≪スタッフ&キャスト≫ 製作・コンセプトはエマニュエル・ベンビイ、製作総指揮はステファン・アウミューラー、 マイケル・ベナローヤ、スザンヌ・ボーネット、ローズ・ガングーザ、パメラ・ハーシュ、 テイラー・ケファート、ジャン・コルベリン、マリアンヌ・マッダレーナ、 セリーヌ・ラトレイ、グレン・M・スチュワート、ブラッドフォード・W・スミス、 タイトルデザイン及び作品の繋ぎ担当の監督はランディ・バルスマイヤー。 ※作品別の監督とキャスト 「チャイナタウン」 チアン・ウェン監督、ヘイデン・クリステンセン、レイチェル・ビルソン、アンディ・ガルシア 「ダイヤモンド街」 ミーラー・ナーイル監督、ナタリー・ポートマン、イルファン・カーン 「アッパー・ウェスト・サイド」 岩井俊二監督・脚色、オーランド・ブルーム、クリティーナ・リッチ 「ソーホー」 イヴァン・アタル監督、イーサン・ホーク、マギー・Q、ロビン・ライト・ペン、クリス・クーパー 「セントラル・パーク」 ブレット・ラトナー監督、アントン・イェルチン、ジェームズ・カーン、オリヴィア・サールビー、ブレイク・ライヴリー 「グリニッチ・ヴィレッジ」 アレン・ヒューズ監督、ブラッドリー・クーパー、ドレア・ド・マッテオ 「アッパー・イースト・サイド」 シェーカル・カプール監督、アンソニー・ミンゲラ脚本、シャイア・ラブーフ、ジュリー・クリスティ、ジョン・ハート 「セントラル・パーク」 ナタリー・ポートマン監督・脚本、カルロス・アコスタ、ジャシンダ・バレット、テイラー・ギア 「チャイナタウン」 ファティ・アキン監督、ウグル・ユーセル、スー・チー、バート・ヤング 「ブライトン・ビーチ」 ジョシュア・マーストン監督、イーライ・ウォラック、クロリス・リーチマン、エミリー・オハナ、エヴァ・アムリ、ジャスティン・バーサ オムニバス形式の作品は、あまり得意なジャンルではなかったのですが、 短編にするにはもったいない(?!)くらいのキャストがたくさん出演していて、 どんな内容なのか気になっていたこともあり、観に行くことにしました。 舞台劇のような雰囲気で描かれていたり、ファンタジーのようなお話だったり、 それぞれのショートストーリーの中に、さまざまな形の愛が描かれています。 そうそう、岩井監督の作品では、オーランド・ブルームの役がアニメ映画の音楽を手掛ける、 作曲家という設定で、チラチラっと宮崎駿監督の「ゲド戦記」の映像が使われていました。 涙するような感動・・・とまではいきませんでしたが、心温まる作品が多く、 印象に残ったのは、ナタリー・ポートマンが初めて監督した「セントラル・パーク」、 一昨年亡くなった、アンソニー・ミンゲラ脚本の「アッパー・イースト・サイド」、 90歳と80歳を超えた、大ベテランの名優が共演した「ブライトン・ビーチ」です。 ナタリー・ポートマンが出演していた「ダイヤモンド街」の方はちょっと・・・でしたが、 監督・脚本を手掛けた「セントラル・パーク」は、人種差別について触れている作品で、 大人が持つ見た目の違いを子供の目には何も映っていないホッとする結末が待っています。 また、「アッパー・イースト・サイド」は時空を超えるファンタジー風な作りになっていて、 ジュリー・クリスティ、ジョン・ハートという、ベテランのお2人の存在感はもちろんですが、 脚の悪いボーイに扮したシャイア・ラブーフがとってもいい表情と雰囲気を出していて、 こういうすごい演技ができる人なんだと、これまでと違うイメージを持ちました。 「ブライトン・ビーチ」は、本当に何十年を経てきた老夫婦のようなイーライ・ウォラックと クロリス・リーチマンの絶妙なやり取りが微笑ましく、温かい気持ちにさせてくれました。 他の作品では、かなりセクシャルな映像だったり、ストレートな表現のセリフもあったり、 かなり多種多様なイメージの作品があるので、観る人によって好き嫌いがあるかと・・・。 長編映画でも、10作品をいろいろ観れば、好きなものもそうでないものも当然出てきます。 オムニバス形式は1つの作品がすぐ終わってしまい、もの足りなさを感じるのですが、 短いが故に、凝縮されたシーンになっているものもあると思います。 2月27日より、全国ロードショー公開されています。 「ニューヨーク、アイラブユー」 オフィシャルサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 18, 2010 03:08:31 AM
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