2005/12/24(土)09:24
イメージが結ぶ100の言葉と100の本 [006 出会い]
006 「出会い」からイメージする本は?
思わず「でっあいわぁ~」と懐かしの明菜のメロディーを口ずさんでしまったり(笑)。
そもそも、どんな物語も出会いから始まるんじゃなかろうか?
対象となる作品が多すぎて、どれにしようか、本当に迷っちゃう!!
つい最近読んだ、伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』もそういえば
特殊能力を持ったクセのある人間達が偶然出会い、チームを組む話でしたな。
な~んか新井素子『ブラックキャット』での出会いに、通じるノリがあるかもしれない。
「ボーイ・ミーツ・ガール」の出会いで、ぱっと思いついたのは
トム・リーミィ『沈黙の声』なんだけど、
サンリオ文庫はもとより、ちくま文庫版も絶版とは(涙)。
アリス・ホフマン『恋におちた人魚』は、大人のための現代の童話。
とってもチャーミングなお話でしたな(*^^*)。
「ガール・ミーツ・ガール」の出会いなら、中山可穂さんの著作が全部!!。
あれこれ作品を思い浮かべると、読書した時に感じた
“出会ってしまった運命の愛”その喜びと苦しみがフラッシュバック。
胸が苦しくなってくるぅ(涙)。
『白い薔薇の淵まで』もいいし、『弱法師もいいし(涙)。
嗚呼。一作なんて絞れない~。
という訳で、私がイメージする「出会い本」は
池田理代子『オルフェウスの窓(vol.1(伝説の始まり編))』。
漫画だけど、究極の出会い本だと思う。ぽよ~ん(*^^*)。
初めてこの作品と出会ったのは、小学時代。しかも友達ンち。
この漫画を読むためだけに、そのコんちに通ってたっけ(←おいおい^^;)。
「オルフェウスの窓」の伝説によって、
悲恋を運命づけられた「運命の恋人」同士を描いた大河ドラマなんだけど、
「イザークとクラウスの2人と、窓を通じて出会っちゃったユリウス。
ユリウスは、果たしてどっちと結ばれるのか!?」
幼いながらも三角関係の行方に、好奇心を刺激されていたらしい(笑)。
物語が進むにつれて、どんどん伝説から遠く離れた展開になるわ、
いっつの間にか、ロシア革命を描いた歴史モノになってるわ(汗)。
池田理代子さん的には、たぶんそっちが描きたかったんでしょうが、
子供の頃は、その怒涛の展開について行けなくて挫折したっけ。
文庫版を全巻購入して読んで初めて、
「なるほど!(ぽん)」納得したんだけど。
いろんな「宿命の恋人」が登場するけど、心に一番印象深く残っているのは、
「ユリウスのかーちゃんとヘルマン先生」のカップルかしらん(涙)。
「フランツとマルヴィーダ」のカップルも可哀相、、、(涙)。
ねこしょこさん、ぱらどっくすさん、柊舎さん達の共同企画である
「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」に、参加しています。