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テーマ:新潟県中越地震(274)
カテゴリ:√防-ボウサイ-
ご注意:「10/26 15:00小千谷発」の物資求む、という情報がチェーンメール化しています。
古い情報の告知は混乱の元です。 いつ発信の情報か、確認しましょう。 分からなければコピーしないのも、復興支援として重要です。 『元の文章をメールで受け取り楽天で紹介したご本人は、この転記に困っています』 既に対応してくれている企業に、何度も要請を入れるのは、迷惑です。 古い情報でも、書かれている物資は必要「だろう」「だと思われる」「と考える」という思考停止の状態で送られた毛布が、何万枚も余って、現地に迷惑をかけています。 誰のために、何のために送るのか、もう一度考えてみてください。 被災地は、アナタのゴミ捨て場ではありません。 アナタが有用だと思っていても、現地がゴミだと思ったら、ゴミです。 地震の復興支援について、批判を書いています。 不快な内容が多いと思いますので、予めご了承ください。 読まないというのも、一つの選択です。 余震の数も減ってきています。 このまま収まって、地震のコトなんか書かずに済めばいいのですけど・・・ 他の方の日記を見て、現場と支援しようとしている人とのギャップが大きくなってきた、と感じています。 例えば、募金や献血の呼びかけが、大量に出回っています。 「私に、いったいナニができるの?」と思っている方には、光明でしょう。 ただ、募金をし、献血をして、「私のできるコトは終わった」となっていないでしょうか? 長期展望のない安易な支援要請が、かえって支援を短期間で収束させる原因となっては逆効果です。 新たな人の目ばかり気にして、募金・献血をした人へのフォローがなければ、先細りは目に見えています。 特に、献血を短期間に集中して行うコトの危険性は、昨日の日記に書いた通りです。 告知お願いします、と呼びかけられている情報が、古いモノが多いようです。 二日前の小千谷の物資希望品目、見た方が最新情報と勘違いして、物資を送るコトがあったら、無駄な上に現地に迷惑です。 現地からの生情報だからと有難がって、裏を取らないのは、情報の発信者として、無責任です。 受け取る側も、複数ソース(そのソースのソースが同じでは意味ありませんよ)から情報を得て、取捨選択しましょう。 県外に被災者全員を出そう、ホテルを開放しろ、という意見も目にしますが、どうでしょう。 避難者は、現在十万人です。 その中で、県外に家族、親戚がいる世帯は、かなりの数いるのではないでしょうか? 知り合いがいなくても、道路・鉄道が復旧してきた今、県外のホテルへでも移動する足をもっている人は、たくさんいます。 (実際、タクシーで長岡から新潟市へ避難した方もいます) では、なぜ、余震の続く地に、自分の意志で残っているのでしょうか? 今の避難所の問題と、自宅全壊の方々の問題は、別に考える必要があると思います。 ちなみに、被災した私の両親、親戚に、県外にあるウチに来ないかと聞きましたが、断られました。 「長岡は俺達の町だ」、と。 更に、子供老人を県外へ出したくても出せない、のは別物です。 保護を必要としている人数と年齢、症状の確認と告知、県外への輸送、受け入れ施設、生活の保護など、整備は早急に必要だと思います。 (一応、思っているダケではないのですが、それは割愛) 地震の状況をテレビで見ていて、「何かしたい」と思った方も多いと思います。 ナニができるか? インターネットを常用しているモノの陥り易い罠として、ネットの情報を日本国民全てが手に入れられると勘違いしてしまうコトが上げられます。 ネット情報が手に入らない人の情報ソース、それはテレビです。 連日、マスコミは被災地の情報を流していますが、それはアナタがネットで手に入れた情報の何パーセントくらいですか? 「××市では粉ミルクが不足しています。他に必要とされている救援物資は××にお問い合わせください」 テレビで、よくあるフレーズです。 現場にいるなら、「今日送ってもらいたい物資の種類と数、どこへ送ればいいか、送る時の注意を取材して全部流せ」、「その避難所にいる乳幼児と老人の数を発表して、どんな支援が望まれているのか、全国へ言え」、「避難所に入れない被災弱者を抱える世帯がいくつあって、何を求めているか、市役所の所員にも見てもらえ」、「ボランティアを賞賛するなら、現地へ行けるよう、寸断個所と迂回路を細かく入れた道路地図を映すとか、装備体力のないボランティアはくるなと言え」とか思いませんか? ここで、勘違いして、マスコミ各社に抗議の電話を入れたりしないでください、ね。 それは、逆効果です。 一時的に、そういう番組を流させるコトは、さほど難しくありません。 ただ、実際にそういうシーンが放映された時、視聴率が取れなければ、次はなく、終わってしまいます。 そんなコトになったら、「次の災害の時」「現在の他の被災地」にも禍根を残します。 ですから、昨日の日記にも書いたように、日常生活をしながら、「マスコミは、もっと情報をキチンと報道しろ」、と口に出して言うのです。 ダンナさまに、奥様に、お子様に、ご家族に、恋人に、友人に、テレビを見ながら、「私があの被災地にいたら、アナタは何を報道してほしいかな?」と言うのです。 救済ライブのチャンネルではなく、必要物資品目を文字で流している番組を見る人が増えて、初めて意味を持ちます。 これからの災害にも勝てる、長く育つ、災害復興の種を蒔きましょう。 それが、アナタとアナタの家族を守るカモしれない、と思えば他人事でもないでしょう。 ・・・未来のアタナの子供たちを守りませんか? ルナティック・ムーン2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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