2007/05/17(木)22:32
◇鬼切り夜鳥子(2)
鬼切り夜鳥子(2)
京都ミステリーツアー
ファミ通文庫
著者: 桝田省治
出版社: エンターブレイン
サイズ: 文庫
ページ数: 433p
発行年月: 2007年03月
ISBN:9784757733466
本体価格 680円 (税込 714 円)
ご注意:
この日記には、上記の本の内容が一部記載されています。未読の方、ストーリー・結末などをお知りになりたくない方は、お読みにならないコトをお勧めします。
鬼切り夜鳥子の続編二冊目。
前作に比べて、完成度が低い。
その理由は、後書きに書いてある制作委員会のせいだろう。
読者にとっては、どうでもいいアラ、××線は○~△間は地下を通っている、お店はほぼ実在、などに力を取られすぎ。
その分、物語に力が入っていない。
制作委員会という、読者の視点ではなく、著者の助手として制作側に足をつっこんだ素人クリエーターの間違ったコダワリに左右されたのが、最大の失敗だろう。
読者にとっては、どうでもいいトコロが冗長で余分、全体として薄く、雑だ。
また、主人公が、安部清明の実の孫、というものヒク。
ゲームクリエーターとして、どっちを向いてつくっていたのか、ぜひ思い出してほしい。
これが、作者としてベストの面白さなのか?
・本作品面白度:○
・次回作期待度:◎
この本を片手に、母の日にレディーローズはいかがですか?