2007/06/18(月)23:26
◇レジンキャストミルク(7)
レジンキャストミルク(7)
電撃文庫
著者: 藤原祐
出版社: メディアワークス /角川GPメディアワークス
サイズ: 文庫
ページ数: 305p
発行年月: 2007年06月
ISBN:9784840238823
本体価格 590円 (税込 619 円)
ご注意:
この日記には、上記の本の内容が一部記載されています。未読の方、ストーリー・結末などをお知りになりたくない方は、お読みにならないコトをお勧めします。
レジンキャストミルク、レジンキャストミルク(2)、レジンキャストミルク(3)、レジンキャストミルク(4)、レジンキャストミルク(5)、れじみる。、レジンキャストミルク(6)に続く八冊目。
一言で言うと、負けの王道パターンニ正面作戦をしたら、負けました。
知的な戦闘、というのがウリだったような気がするのだが、ひたすら力ずくの戦いばかり。
追い込まれたように見せて実は、って、追い込まれて終わりかよ、です。
キャストも新しいモノは一つだけで、どんな世界由来の説明もナシ。
ひたすら、ジャンクを繰り返し使うばかり。
しかも、死んでも生き返るって、使わない言い訳をどうするんだろう。
登場人物も、安易に死んだり生き返ったり、記憶をなくしたり戻したりばかりなので、感情移入が、ドンドンしにくくなっていく。
今回死んだ表紙の人は、位置づけとしては、事件がなかったコトにするだけの要員が、力つきすぎたので力奪って殺した、という作者の都合のいい展開。
にもかかわらず、作者が感情移入しすぎて、前シリーズ後半のような、気持悪さが出てきている上、それをヨシと後書きで書く始末。
登場人物たちが、どんどんマヌケになっていくのが、残念。
せっかくの椋本夏夜さんのイラストが魅力的なだけにダイナシ。
次で最終巻、どう落とすか、悪い意味で楽しみだ。
・本作品面白度:△
・次回作期待度:△
この本を片手に、七夕はサザンスターをいかがですか?